2023/04/10

イースター礼拝メッセージ「子羊である神」ヨハネの福音書10章31-42節 大頭眞一牧師 2023/04/09


イースターおめでとうございます。約2000年前のこの日、主イエスが私たちの初穂として復活しました。英会話の本で、イースターのあいさつを見ると、〇ハッピー・イースター、△または✘ハッピー・グッド・フライデーとあってります。これには、ていねいに註がついていて「金曜日は人類のすくいのためにキリストが十字架に架けられた日なのでハッピーは使わない方が無難です」とありました。無難どころか、十字架を思うとき私たちの心は痛みます。十字架の痛みを感じつつ同時にイースターの喜びを感じているのです。

【人となった神】

今日の聖書の箇所では、まだ受難週は始まっていません。けれども「ユダヤ人たちは、イエスを石打ちにしようとして、再び石を取り上げた。」(31)とありますから、すでにユダヤ人たちの殺意は満ちています。彼らが怒ったのは「わたしと父とは一つです。」(30)のような主イエスの言葉。「あなたは人間でありながら、自分を神としているからだ。」(33)と言うのです。

キリスト教会は2000年の間、主イエスはまったき神で、同時にまったき人だと宣言してきました。外見からはイエスはどう見ても人です。ですからユダヤ人たちが、イエスが神だと信じることができなかったのは、当然のように思えます。けれども彼らはユダヤ人なのです。アブラハム以来、神がご自分の胸で抱き続けたユダヤ人。神と人との境を超えて、神が人となった、そのじっとしていることができないあわれみの心を、知ることができるとしたら、それはユダヤ人をおいていないはずでした。神の愛の極みは人となること。この極みの愛を知らせる切り札であったユダヤ人を、主イエスは惜しみます。「もしわたしが、わたしの父のみわざを行っていないのなら、わたしを信じてはなりません。しかし、行っているのなら、たとえわたしが信じられなくても、わたしのわざを信じなさい。」(37-38a)を言い換えればこうなります。「神のふところに生きてきたユダヤ人、その指導者であるあなたたちなのに、神の愛があふれ出して、人となることがわからないのか。神がその全能の愛を、あなたがたにために使うことがわからないのか。では、せめて奇蹟を信じてほしい。生まれつき目の見えない人の目を開いた奇蹟を。その人と見つめ合い、愛し合うための愛の奇蹟を。あなたがたにはどうしても知ってほしいのだ」と。

【踊るイースター】

主イエスは続いて「それは、父がわたしにおられ、わたしも父にいることを、あなたがたが知り、また深く理解するようになるためです。」(38b)と語ります。3月26日にもお見せした神のダンスのイメージ図をもう一度。知ることは、ただ理性で理解することではありません。この神のダンスに招かれ、飛び込み、いっしょに踊ることです。

キリスト教の信仰は、教室に座って勉強して、教理の質問に対して正解が書けるようにすることではありません。キリストのいのちを生きることです。三位一体の神とともに生きることなのです。

以前テレビでキンタローという人が社交ダンスの選手権に挑戦する番組を見たことがあります。踊り方を教科書で学ぶだけでは、ダンスを踊ることはできません。パートナーとのコミュニケーションをとって、息を合わせて押したり引いたり、身を預けたり預けられたり、ダンスに必要な筋肉ができてきたり、問題が起こった時には仲間と励まし合ったり、いわば、心と体と理性のすべて、自分の全存在での他との交わりです。

イースターおめでとうございます。ハッピー・ハッピー・イースター。それはもう私たちが踊り始めているからです。三位一体の神と共に、そして仲間と共に。まだたどたどしいステップでしょう。ときにはたがいの足を踏んでしまったり。けれどもそれでも、赦し合い、支え合い、踊り続けるのです。そうするうちに凍りついていた愛が解けていく、流れていく。世界を潤し、破れをつくろっていく。

聖餐に与ります。私たちの愛の欠けた言葉と心と行いを痛みながら。同時に主イエスの赦しと招きを喜びながら。この聖餐でいのちをチャージしていただき、さらに大胆に踊るために。


          (礼拝プログラムはこの後、または「続きを読む」の中に記されています)


 礼拝プログラム

■教会学校(9:30-10:15)

  • 「復活の主との出会い」ヨハネの福音書20:11-18


■主日礼拝(10:30-11:45)

  • 前奏:(奏楽の内に主を待ち望みましょう)
  • 招詞:ピリピ人への手紙2章6-8節
  • 賛美:22①③
  • 交読文:54 ヨハネの福音書14章(新聖歌 P.870)
  • 牧会祈祷:大頭眞一牧師
  • 主の祈り:新聖歌 P.826
  • 賛美:123①③
  • 信仰告白:使徒信条(新聖歌 P.826)
  • 聖書:ヨハネの福音書10章31-42節(新約P.203)
  • 説教:「子羊である神」大頭眞一牧師 ※信愛より
  • 聖餐:
  • 賛美・献金:127①②③
  • 感謝祈祷:
  • 頌栄:讃美歌21「27番」(曲は新聖歌63、詞は下記)
  • 「父・子・聖霊の ひとりの主よ 栄えと力は ただ主にあれ とこしえまで アーメン」
  • 祝祷:大頭眞一牧師
  • カテキズム:(左上に掲載)大頭眞一牧師 と 報告:(裏面に掲載)司会者
  • 祈祷: