2014/03/30

主日礼拝「とこしえに主の家に」

礼拝メッセージ 「とこしえに主の家に」 詩篇23篇1~6節

長谷川和雄師

 

CS教師任命式の様子
人は、困難と病、誤解と中傷、虐待と冤罪で苦しめられても、「恵みと慈しみが私と共にあります」と言えるでしょうか。しかし、「主はわたしの牧者であって、私には乏しいことがない」と告白できる人は、その祝福を受けますと、今日の詩篇は記しているのです(詩篇100:5)。

Ⅰ.追って来る恵と慈しみ(6a)。
1) 人の必要を満たす。人は全ての必要が満たされても満足しませんが、罪が赦されてはじめて満足します。
①「恵み」は、神が一方的に全ての必要を満たし幸せにします。それは、最善であり、繁栄と平安を与え、神と親しく交わり、神と人を喜ばせます(詩篇34:8)。
②「慈しみ」は、愛の神の憐れみと真実は、神を敬う者の全ての罪を赦し親切にして下さいます。
2) 神のもとに引き戻す。慈しみと恵みが追いかけて来て、神のもとに引き戻します。
①追って来る。神はあなたが何処に行ってしまっても、主の恵みと慈しみが追いかけてきます(創世記3:9、ルカ15:4-7)。私たちが恵みと慈しみを追いかけると疲れ、神から離れてしまいます。神の御心を知り、神の最善を信じて待ちましょう。
②そこにある助け。羊飼いは常に先頭、また、しんがりとなって守って下さいます。
③周りの人々に大きな祝福を与えます。
3) 神の約束は真実です。
①神の約束のみ言葉は永遠に変わらず、必ず成就されます(Ⅱテモテ2:13)。
②父なる神は、良きものを与えることを惜しみません(詩篇34:10)。
③神は約束を途中で止めたり、忘れません。
④神は、神を畏れる者を、裏切ったり、見捨てません(マタイ28:20)。

Ⅱ.とこしえに主の家に(6b)。
主の臨在に囲まれている牧場の羊は、牧者から受ける配慮に全く満足し、深い絆で結ばれ、牧者を信頼し、変化を願いません。牧者は羊に愛情がわき、羊と別れる気持ちは全くありません。健康な子どもを産み続ける羊は彼の喜びであり、益であり、誇りです。
1) 主の家。最期の時、多くの人が、「まだ迎えに来ないのでしょうか」と言います。主が天国の家を備えていますと答えます(ヨハネ14:1-3)。
①愛の家は忍耐力を与え、良心が苦しんでいる者を和らげ、有名人を涙で曇らせます。貧しくても、我が家に勝るものがあるでしょうか。クリスチャンには主を頭とする教会、天国が我が家です。
②家を魅力的にするのは場所や物ではなく、強い紐で結ばれた家族の存在です。
③私たちの良き牧者は天の家に行かれ、主を畏れる者は主と何時も、何時までも一緒であり(詩篇27:4)、主を喜び賛美をし、懐かしい人々、愛する者と再会し、親しい交わりがあります。
2) 主の家での生活。主を信じた者に永遠のいのちが与えられ、生ける神の宮とされ、聖霊が宿ります(Iコリント3:16)。そこでは、み言葉に生きる喜びを教え、主の臨在を持ち運び、互いに仕え合います。

Ⅲ.詩篇23篇。
1節: 内から湧き出る欲望を主に任せて歩めるのです。
2節: 心配や思いわずらいを神に任せて憩うことが出来るのです。
3節: 主が生かしていて下さるのですから、み名のために、正しい道に導かれる主に従いましょう。
4節: 最期の時、愛する者が手を握るより、神の前に弁護される主が共にいて下さる幸いに勝るものはありません。主に似る者として下さるために訓練して下さいます。
5節: 死と云う絶望を前にしても必要を満たし、聖霊で満たされる主に任せて憩いましょう。
6節: 恵と慈しみが追いかけて来るので、望を主に任せましょう。
詩篇23篇を私の人生の歌として生かされ、主を信頼して全てを任せ、主に従う生涯を全うしましょう。



教会の各活動

スプリングキャンプにて


午後から翌日昼前まで、スプリングキャンプ(関西セミナーハウス)が行われました。

今週~来週の予定

 

○婦人祈祷会 火曜日(1日)10:30~


※教区ティーンズスプリングたおたおのため休会します。


○聖書研究祈祷会 水曜日(2日)19:30~


聖書:マルコによる福音書7章31-37節
題:耳と口を開く主
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:266、258、365


○主日礼拝 来週日曜日(6日)10:30~


招詞:ヘブル書10章19-22節
交読文:8 詩篇24篇
聖書:ヘブル書12章1~2節
題:健全な信仰に生きる教会
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:27、367、316

2014/03/23

主日礼拝「主の豊なもてなし」

礼拝メッセージ 「主の豊なもてなし」 詩篇23篇5節

長谷川和雄師

 

ダビデ自身が羊飼いであり、真の羊飼いである父なる神から主賓として扱われていることを喜びました。宴会の正しいもてなしは、
①愛と尊敬の印の接吻。
②旅の疲れを癒す洗足。
③嫌な匂いを消す香油を注ぐ(ルカ7:36-50)。
④豊な料理と美味しい飲み物。
主は多くの犠牲を払い愛する者に豊な振る舞いを用意し、親しさを表わされます。

Ⅰ.犠牲を払って支度して下さる主。
1) 餌場の毒草。
①羊飼いは、ユリや毒キノコを徹底的に調べ、生えないように処理しますが、芽も摘み取る大変な作業です。
②信仰生活。好奇心から試す不健全な信仰、異言、占い、手かざし等。気付いた時は悪霊の餌食にされ、何の益もなく、自分や家族を不信仰にします。
③全知の主のみ言葉の真実、愛の配慮、執り成しの祈りで守られ感謝です(ルカ22:31-34)。
2) 餌場の猛獣。
①羊にとってよい餌場には、猛獣も多くいました。猛獣の足跡、糞、巣、木々の傷跡を探し、罠をかけ、勇敢に戦う備えをし、見つけたら処分します。
②信仰者の敵。悪霊の頭、サタンは、私たちの祝福や恵みを羨み、妬んで攻撃し、気付かないうちに世に魅力を感じさせ、成功が全てであるように見せます。
③見守る神。私たちの側(そば)近くにいて、周りに注意を払います。み言葉に親しみ、静まって神の語りかけを聞き、主の恵み、愛、祝福、守り、導きを覚えましょう。
3) 餌場の備え。
①餌場の掃除、水の確保、鋭い石や虫の除去、柔らかな窪地の整備。
②主は私たちの苦しみや悩み、悲しみを理解しますが、世に勝った方で、最高の愛を十字架によって示されました。
③人生は信仰を持ったら成功し、お金を儲け、健康になり輝くと考えやすいですが、主の道を歩んでも、嵐、猛獣、毒草、その他の危険が襲います。しかし、主は敵の前に豊かな振る舞いを設けるために、世に勝ち、十字架の道を選ばれ、安らぎと喜びを下さいます(マタイ6:31-34、詩篇4:8)。

Ⅱ.頭に油を注がれる主。
1) ハエ対策。ハエは羊の鼻に卵を産み、羊を苦しめ、死に至らせます。鼻に異臭のする油薬を塗る。人にとってハエとは、安息を破壊する思い煩いです。平安を与える聖霊を祈り求めましょう(詩篇50:15、ルカ11:13)。
2) 皮膚病対策。オリーブ油を塗る。人にとって皮膚病とは、罪です。悪の誘惑に負け悪と交わると、思いや行動が罪深くなりますが、内住の主がきよくします(ガラテヤ3:14、Iヨハネ1:7-9)。

3) 発情期対策。羊の頭にグリスを塗る。人にとって発情期とは、自己主張、怒り、悪意を抱くことです。主にあって聖霊の実を結びましょう(ガラテヤ5:22-24)。

Ⅲ.溢れる杯。

不安や恐怖は緊張し、喉が渇きます。しかし、良き羊飼いは、緊張から守り、良質な水を用意します。
1) 詩篇116篇。詩篇の記者は、過去の人生を振り返った結果、苦難のときには、神は時にかなった優しさに溢れ、十分な救いを受け満足していました。それは、満ち溢れた、確信に満ちた救いの杯でした。
2) 人生の素材。器の材料は色々ありますが、渇く者には素材や外見でなく、中身の内容が問題です。
3) 盛られた中身。私たちが呑まなければならない苦難の杯を、主は飲み干されました(ヨハネ18:11)。
4) 私たちの杯。主はその杯に代わり、祝福に満ちた杯を用意しました。神の前に静まって罪を深く知れば知るほど、救いの恵みも満ち溢れます(ローマ5:20)。外見が良い杯、受けの良い杯を追い求めていると、救いが目に止まらず、救いからもれてしまいます。日々神の前に静まり(詩篇46:10)、自らの弱さ、罪深さを示されたなら、主の十字架を仰ぎましょう。その時、望みの神は豊かな赦しと共に、希望と喜びと平安に満たして下さいます(ローマ15:13)。


教会の各活動

教会学校の特別賛美


午後から、CS教師会と青年会(卒業おめでとう会)が行われました。

今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(25日)10:30~


※3月中は休会いたします。


○聖書研究祈祷会 水曜日(26日)19:30~


聖書:マルコによる福音書7章24-30節
題:立派な信仰
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:264、302、275


○主日礼拝 来週日曜日(30日)10:30~


招詞:詩篇100篇1-5節
交読文:7 詩篇23篇
聖書:詩篇23篇1~6節
題:とこしえに主の家に
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:367、389、206

2014/03/16

主日礼拝「共におられる主」

礼拝メッセージ 「共におられる主」 詩篇23篇4節

長谷川和雄師

 

詩篇23篇の中でも最も親しまれている聖句ではないでしょうか。多くの聖徒たちが、病床で口ずさみ、永遠の御国へ移される最期の時に読むみ言葉です。主の臨在は、なんと幸いでしょうか。

Ⅰ.暗闇を歩んで知る主の恵み…
羊飼いは羊を養うために、どんなに遠くて高地であっても、良い餌場へと導きます。1-3節はイスラエルの冬から春の本牧場での事であり、4節は夏から秋の道中の出来事です。最高の食物を求め、死の陰の谷と言われる谷を通らなければならないこともあります。死の陰の谷とは深く暗い谷間です。その谷には水があり、山の上には緑の牧場があるのです。羊には分かりませんが、日がさす所では学べないものがあります。苦しみを乗り越えた時、山の上の水、食事はなんと美味しいことでしょう(ローマ5:3-5)。死の陰の谷を歩くとは。
1) 主の臨在を知ります。1-3節の「主」が、4節では「あなた」と呼んでいますが、それは、主と親しい間柄のしるしです。豊な餌場への道のりは長く、谷があります。山は深い渓谷や、水の枯れた谷、暗く曲がりくねった登り道、洪水で溢れる川の危険、雪崩や土砂崩れの危険、毒草や猛獣の危険、雹や雪の嵐、突き出た鋭い岩の危険、垂れ下がった木やつるの危険、日中でも暗く寒い所、これらの危険を羊飼いは熟知しています。そのお方がそばにいて下さるのです。羊の群れは体を寄せ合い、羊飼いと共に死の陰の谷を共に歩み、猛獣に襲われても見捨てず、羊飼いが身を呈して守ります。何と心強いことでしょう。試みの時、主の臨在と、主の力が良く分かります。
2) 新しい力を得ます。谷には水があるので、猛獣にとっても最適の場所です。羊飼いは時を見計らい、弱りきった羊を連れて行き、猛獣から羊を守り、水を飲ませます。そのように、主は私たちを良い所へ導き、全ての必要を満たし、あらゆる困難から守り、新しい力を与え、乗り越えさせて下さるのです。
3) 全き平安を得ます。良き羊飼いが共にいることで羊が安心するように、私たちも全知全能の神が共にいて下さることは平安に満たされます。苦しみの時こそ、主の臨在を覚え、いと近き助け手である主により頼みましょう。

Ⅱ.暗闇を歩む者への慰めと希望…
主が共にいて下さるという平安を得た魂には、み言葉による平安が与えられます。
1) 慰め。羊飼いは個々の羊を良く管理し、さ迷う羊を引き寄せ、岩場の穴から救い出し、毛並みを整え、皮膚の状態を見るのに杖を使います。私たちが世の誘惑に負け、主から離れ、世から抜け出せなくなっているような者に、主はみ言葉を与え主に近寄せて下さり、病んでいる者に癒しのみ手を伸べて下さいます。エドワード・ヤング(英・詩人・牧師)「私の慰めの多くは、苦難の間にはぐくまれる」。パスカル「わずかなことが我々を慰めるのは、わずかなことが我々を悩ますからである」。
2) 導き。群れからそれる羊を戒め、脇腹をつつき、毒草に近付くと杖が飛んできます。私たちも、主のもとを離れてしまうと、主はみ言葉の鞭や杖(つえ)を用いて戒めます(詩篇119:105)。聖霊は、みこころを示し導いて下さいます(ヨハネ16:13)。
3) 助け。羊飼いが鞭(むち)を使って獣と戦うように、主も私たちのために戦って下さるので、私たちは恐れることも戦う必要もありません。

主に戒められた時こそ、共にいて下さる主を覚え、み言葉の導きを得ましょう。主の前に謙り、十字架を仰ぎましょう。そして、主との親しい間柄を保ち、主の臨在を持ち運ぶ者とならせていただきましょう。この親しい関係を断つものがあるなら、悔い改め、十字架を仰ぎ、神と親しい関係を回復することが出来ることは何と感謝なことでしょう。


教会の各活動



午後から、壮年会(学び会)、婦人会(愛餐会)、教区青年親睦会(天授ヶ岡教会)が行われました。

今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(18日)10:30~


※3月中は休会いたします。


○聖書研究祈祷会 水曜日(19日)19:30~


聖書:マルコによる福音書7章1-23節
題:偽善からの救い
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:258、373、342



○主日礼拝 来週日曜日(23日)10:30~


招詞:詩篇100篇1-5節
交読文:7 詩篇23篇
聖書:詩篇23篇5節
題:主の豊なもてなし
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:2、206、389

2014/03/09

会衆賛美「威光・尊厳・栄誉」「われ主に従いまつらん」

京都信愛教会の賛美デュオ Blessの二人による会衆賛美リード。

  • 「威光・尊厳・栄誉」 詞・曲: 阿内源一 (新聖歌166番)
  • 「われ主に従いまつらん」 詞・曲: Barbara A. Barker (新聖歌430番) #中途終了しています

京都信愛教会では、毎週第2日曜日の礼拝で Blessが会衆賛美のリードをしています。

また、毎月第4日曜日の礼拝では青年会、婦人会、教会学校、有志月替わりで特別賛美をしています。

どなたでも、どうぞ礼拝にお越しください。

主日礼拝「魂を生き返らせ義に導く主」

礼拝メッセージ 「魂を生き返らせ義に導く主」 詩篇23篇3節

長谷川和雄師

 

良き羊飼いは、緑の牧場に伏させ、水場に導きます(1-2)。それでも羊は迷い出し、倒れ、窮地に落ち込みます。ひっくり返った羊はお腹にガスがたまり数時間で死に至るので、羊飼いは羊のために良き管理をします。愛と真実に満ちた主は良き牧者です。主に従う者の必要を満たし、永遠の命に導かれます。

A》魂を生き返らせる主(3a)。

Ⅰ.滅びに至る道。
1) ダビデ。良き羊飼いのもとにあることを忘れ、主の道を外れ、苦しい目にダビデも遭いました(詩篇38:6-8、42:10-11)。
2) 羊。「いきかえらせ」の意味は、「回復する、向きを変える」ですが、羊が仰向けになり足が宙に浮くと、立ち上がろうと暴れ、皮膚に傷を負い、お腹にガスがたまり足の血流が悪くなり、日差しがきついと、数時間で死に至ります。
3) 羊と信仰者がひっくり返る理由。
柔らかで倒れやすい所を好む。羊は居心地が良い柔らかな所を好み、ぬかるみにはまってしまいます。人間も楽を求め、鍛錬を避けます。
毛が長すぎる。泥や糞などが毛に付き、倒れやすくなるので毛を刈り取ります。毛の刈り取りで切り傷を負うことがあります。欲望、金銭欲、名誉欲、知識欲、物欲、性欲、野望などを追い求めていると、人もこけます。

太りすぎ。動作が鈍くなり、倒れやすくなるので、良い牧者は減量作戦をします。人も何事もうまくゆき、自信に満ちた時こそ、転びやすい時です(1コリント10:12)。

Ⅱ.生きかえらせる主。
1) 救出。罪の生活から救い出すために、主は十字架の道を選びました。
2) 回復。信じる者をきよめ、聖い者と認め、神と交れる者にして下さいます。
3) 生かす。主は、倒れた神の子に目を注ぎ、優しく労わり、励まし、新しい力を与えて下さいます(詩篇56:13)。主は、死んでいた者を生かし、主を愛する者を訓練し(ヘブル12:10-11)、主の導きに素直に従う者に永遠の命を与えて下さるのです。

B》義の道に導かれる主(3b)。


Ⅰ.滅びの道。
1) 羊の性質。羊は同じ道を通るので、その所に草は生えなくなり、くぼみができます。また、同じ所で草を食べると、羊は根までもだめにし、荒野にしてしまいます。
2) 人間の性質。人間も頑固で我まま、高ぶり、自己満足で、神の御名を汚します(イザヤ53:6)。御霊の導きに従わないで、滅びの道を歩む人と同じ道を歩もうとし、過ちを犯してしまいます。成功は、自分の選択が良く、自己訓練の賜物と考えやすいのです(ローマ8:13-14、箴言14:12)。

Ⅱ.義の道に導かれる主。
1) 道。良い羊飼いは、羊に同じ道を通らせたり、同じ場所を餌場にしません。その道は困難の道であり死の陰の谷であっても正しい道です(ヨハネ14:6)。
2) 義の道に。「義」は「公義、勝利、救い、正しい、まこと」と訳されます。「義」という漢字は、上に「羊」、下に「我」です。神に献げられた小羊である主を「我」の上に置く関係こそ、永遠に関わる義の道です。羊飼いの下に羊がいることが正しい関係です。信仰がないなら山ほどの功績や、大慈善事業を行っても、神の前に何の意味もありません。キリストを信じ、キリストとの義しい関係に入ること、そこに永遠の救いがあります。
3) 導かれる主。主は私たちのために命を捨て、罪の身代わりの死を遂げて下さいました(ヨハネ10:9-11)。人は律法全てを守られず、罪ゆえに、神と和解できず、祝福の道を歩めませんでした。しかし、主が人の罪の身代わりに十字架で死なれ、聖い神との交わりを回復し、永遠の義の道に導いて下さいました(詩篇25:8-9)。

Ⅲ.御名のために。

1) み名。全てを最善に導く助言者、力ある神、永遠の父、平和の君の名です。
2) み名のために。主のみ名のために義の道に導かれることは、大いなる羊飼いの名誉なのです(イザヤ57:15)。


教会の各活動



午後から、CSレクリエーション(卓球ワールドカップ、幼児はちびっこ大会)が行われました。

今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(11日)10:30~


※3月中は休会いたします。


○聖書研究祈祷会 水曜日(12日)19:30~


聖書:マルコによる福音書6章45-56節
題:生きて働く信仰
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:230、222、341


○主日礼拝 来週日曜日(16日)10:30~


招詞:詩篇100篇1~5節
交読文:7 詩篇23篇
聖書:詩篇23篇4節
題:共におられる主
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:21、300、340

2014/03/02

主日礼拝「主にある平安」

礼拝メッセージ 「主にある平安」 詩篇23篇2節

長谷川和雄師

 

羊が横になって伏す条件。
①恐れがない事。
②仲間と緊張や摩擦のない事。
③害虫に苦しめられない事。
④餓え渇きがない事。
羊が安全に緑の牧場に伏し、満ちたりるのは、羊飼いによります。

Ⅰ.恐怖心からの開放…
1) 羊は臆病です。物音で一匹が走り出すと、周りの羊も駆け出します。羊は危険がある間は立ち尽くし、逃げる用意をしています。無力で臆病で、弱々しく逃げるのみ、出産間近な雌は流産します。
2) 羊飼いは番犬と共に物音で目を覚まし羊を守ります。羊は羊飼いがそばにいると落ち着きます。
3) 人は人生で予期せぬことが襲った時は、恐怖におののきます。しかし、苦難の中で主の臨在を知ると、恐れから開放され安息を得ます(詩篇3:5)。ですから、安心し、平和な心、混乱や悩み、将来への平安の心が与えられるのです(詩篇4:8)。それを気づかせて下さるのは聖霊です(Ⅱテモテ1:7)。

Ⅱ.仲たがいからの開放…
1) 羊。緊張関係、敵対関係、残酷な競争。動物の序列が確立されていないと群れに摩擦が生じ、自分の良い環境の確保のために身構え、緊張し、落ち着きがなくなり、立ち尽くし、やせてきます。しかし、羊飼が群れに気配りをすると、羊は戦いを止め、落ち着きを取り戻します(エゼキエル34:15、23)。
2) 人間の競争社会は、自己主張と争いが絶えず、傷つき、不満が溢れ、貪欲となり、権利や利益のために立ち上がり、人の先に立とうとします。3)良い牧者。人々や周りでなく、臨在の主が居られ、私の目が主に注がれているとき平和です。地位などは主が決めます。主が判断し、主の評価が問題です。内住の主が、私の心に働きかけ、人目に付く地位より、良い牧者の愛を選び、敵対関係から開放されます。

Ⅲ.思い煩いからの開放…
1) 牧羊は寄生虫が少ない乾燥地帯でなされます。しかし、苦労して青草を育てる必要があります。羊は毛づくろいも、仰向けになってこすれないので、足をばたつかせ、頭を振り、やぶの中に入り追い払おうとし、立ち続け、やせ衰えます。良い羊飼いは常に見守り、労を惜しまず、高価な駆除剤を塗ります。
2) クリスチャンは喜びと感謝の生活を願いますが、色々な考え、世の惑わし、欲求不満、不愉快な経験が悩ませます。神を信じているのに苦しむことがあります。しかし、神は必要を満たし、最善にされます(ローマ8:28、ピリピ4:13、19、ヘブル13:5)。だから神の国と神の義を求めましょう(マタイ6:31-33)。不平不満をもつと、羊が弱るように、私たちも弱ります。祈りをやめ、神に喜ばれる生活が出来ず、証が弱り、家庭と聖霊の宮が破壊されます(Iコリント6:19-20)。主の臨在は恵みの雨を降らせ、堅い心を砕き、み言葉の種を蒔き、喜んで主のみ業を受けます。

Ⅳ. 憩いの水ぎわに伴う主…
1) 人体の75%は水分で、20%を失うと命取りです。水は消化吸収を助け、栄養分を細胞へ運び、毒素を除き、関節を円滑にします。脱水状態になると暑さに負け、頭痛、筋肉痛、目が乾きます。老人は渇きが鈍りますが、水の取り過ぎは体を冷し、嘔吐、下痢、免疫低下、鼻水、肥満、精神不安定などになります。しかし、水を飲み、水の音を聞き、 水を見、水に浸るとリラックスします。
2) 羊が渇くと水を求めて動き、汚い水を飲み寄生虫などを取り込むので、羊飼いは水を苦労して確保します。それは、①草の朝露。②深い井戸水。③泉や川の水です。
3) クリスチャンの水。
①魂の渇き(詩篇42:1-2)。朝早く神と交わり、み言葉を内に頂く者に(エレミヤ2:13)、主は聖霊を与えて下さいます(マタイ5:6)。
②井戸水。水は聖霊であり、み言葉です。御霊に満たされるとは、み言葉に満たされることです(ヨハネ7:37-39、エゼキエル47:8-12)。
③泉や川に主は導き(マタイ6:27、ヘブル4:16)、言葉を与え(マルコ13:11)、聖霊に満たし、主に従う者に霊的に成長させ、周りの人々を祝福の道へと導きます。


教会の各活動



午後から、教会役員会が行われました。

今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(4日)10:30~

※京都レディーズランチョンのため、休会です


○聖書研究祈祷会 水曜日(5日)19:30~


聖書:マルコによる福音書6章30-44節
題:飼い主のない羊
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:19、242、206


○主日礼拝 来週日曜日(9日)10:30~


招詞:詩篇100篇1-5節
交読文:7 詩篇23篇
聖書:詩篇23篇3節
題:魂を生き返らせ義に導く主
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:19、276、384