2015/12/27

年末感謝礼拝「主に感謝せよ」

礼拝メッセージ「主に感謝せよ」詩篇136篇1~26節


長谷川和雄師


今年、教会で感謝な事。

  1. 礼拝、祈祷会等の祝福。経済と健康の守り。
  2. 会堂安全工事。ファミリーコンサート。
  3. 村上宣道師の集会テレビに放映。
  4. 大学合格。2名の受洗。
  5. 結婚式と婚約式。

教会に愛が溢れた年でした。感謝とは、自分への好意や親切をありがたく思う事です。欲しい物を頂き幸せに思った時、過ぎた事と思う時、恩に感じ畏れ多い事を受けた時、お世話になった時、苦労を掛け煩わせた時などに謝意を表す事です。私たちは神を無視し、頑固でしたが神に愛され、十字架の贖い恵みを受け、神の子とされ、永遠の命を与えられ、今も覚えられ祈られている事は感謝です。この詩篇は、「いつくしみはとこしえに絶えることがない」と繰り返しますが、どんな感謝の言葉に付けても良い言葉です。ある拝金者が、どんな俳句にもぴったりの下の句は、「それにつけても金の欲しさよ」ですと言いました。私たちは、どんな下の句で祈るでしょか。

Ⅰ. 主に感謝せよ(1-3)

  1. 私たちは直ぐ主の恵みを忘れる者です。恨み、辛み、ひどい仕打ちはいつまでも忘れないのに、神の祝福はすぐ忘れ、恵み慣れします。この詩篇の作者自身が自分に向かって呼びかけるのは、あるがままの私たちは、神を褒め称えません。かえって自分を褒め称えようとします。自分の名誉、これが罪の根です。作者はイスラエルの民全体にも呼びかけます。
  2. イスラエルの民は、主の恵みが永遠に続く事を受け入れないので、何度も民に呼びかけました。主は恵みを思い出し見出し、感謝するよう薦めます。

Ⅱ. 創造の主に感謝せよ(4-9)

  1. 神は、私たちの想像をはるかに超えた奇跡をもって、天地の全てを創造しましたが、私たちは神の創造に恵み慣れし、主をないがしろにしていませんか(4)。いつも創造主に感謝をしましょう。オウガスチンの言葉。①神は奇跡をなされる。②大きな奇跡をなされる。③神だけがなされる奇跡です。天地万物、神の創造のみ業のすばらしさを称えました。
  2. ある方が、「闇夜を照らす電気代を払う人が、なぜ昼を明るくしてくださる神に感謝しないのだろう。したとしても電気代よりも少ない」と言いました。

Ⅲ. 歴史を支配される主に感謝せよ(10-22)

  1. 人間的に不可能でも、神は私たちに神の力強い御手を差し伸べられます。神はイスラエルの民をエジプトから救出されました。私たちは日々どのような存在でしょう。命に至らせる香りですか。滅びに至らせる香りですか。全てを支配されている主に期待して歩み、キリストの香りを放つ存在とならせていただきましょう(2コリント2:15-16)。
  2. 主に栄光を帰し、支配者の主を深く知る時、悪魔の支配する世に勝った主の勝利が、私たちのものとなります(1ヨハネ5:4-5)。「祈れること、集会を開ける家や、伝道できる友、奉仕できる元気が与えられたことなど」を神に感謝する者とならせていただきましょう。

Ⅳ. 必要を満たされる主に感謝せよ(23-26)

  1. 一切の必要を満たす(ピリピ4:19)と約束された主は、真実に全ての必要を満たしてくださるお方です。また、何度も神を裏切った者でも、聖なる民、宝の民と呼んでくださいます(申命記7:6-8)。神は私たちを愛し、十字架によって罪の奴隷から贖い、全ての必要を与えてくださいます。
  2. 私たちは行く処どこにおいても主を認めましょう。主が私たちの道を真っすぐにされます(箴言3:6、詩篇37:5)。そして、主にあって豊かに成長します(マタイ13:31-32)。主に感謝し、新年を迎えよう。



教会の各活動


CS冬休み書道教室にて
午後は、CS冬休み書道教室が行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会は1月12日より再開します



○聖書研究祈祷会は1月6日より再開します



○元旦礼拝 金曜日(1月1日)10:30~12:00


招詞:ヘブル書4章14-16節
交読文:22  詩篇65篇
聖書:コロサイ書1章24-29節
題:栄光の望みである主
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:18、303、363



○新年礼拝 来週日曜日(1月3日)10:30~12:00


招詞:イザヤ書43章1節
交読文:21  詩篇62篇
聖書:エレミヤ書29章1-14節
題:将来と希望を与える神
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:2、324,363

2015/12/21

12/27「教会学校冬休み書道教室」のご案内

※この記事は、12/27の「教会学校冬休み書道教室」のお知らせです。

京都信愛教会では今年も、「教会学校冬休み書道教室」を行います。

幼児~高校生の方を中心に、習字の得意な教会員の方々に教わりながら、それぞれ好きな文字を書きます。

もちろん、学校での宿題にチャレンジしていただいて構いません。

どなたでも入場無料です。保護者の方も是非一緒にお越しください。

詳しくは、下のチラシをご覧ください。




■日時


2015年12月27日(日) 13:00~15:00


■内容

    • 学校からの冬休みの宿題がある人はもってきてね!
    • 書道に興味のある方は、どなたでもご参加を!
    • 必要なものは、すべて教会で用意しています
    • 参加費は無料です

    ■会場・お問い合わせ


    日本イエス・キリスト教団 京都信愛教会
    京都市北区大将軍坂田町21番地12
    TEL(075)461-1938
    牧師: 長谷川和雄
    副牧師: 長谷川ひさい

    ※当教会は、伝統的なプロテスタントの流れを汲むキリスト教会です。

    2015/12/20

    クリスマス礼拝「ここに愛がある」

    礼拝メッセージ「ここに愛がある」ヨハネの第一の手紙4章7~12節


    長谷川和雄師


    洗礼式の様子
    愛する者へのクリスマス・プレゼントは、愛する者が欲しいと思うものを考えて、プレゼントしたいと考えます。

    Ⅰ. 人は愛を求めている(7-8)


    神は、愛する私たちに永遠の命を与えるために、御子をこの世に与えてくださいました。生きるために必要なものは多くありますが、この世の必要なことに心を奪われていると心が乱れます。この世のものが豊かになればなるほど憎しみが増し、地位が高くなるほど怒りが増し、財が増すほど不安も襲います。そして、愛し愛されるという心を大切にしなくなり(箴言4:23)、本当の幸せを失ってしまいます。愛を受けた子どもは成長しますが、愛を受けない育てられた子どもの多くは死んでしまいます。「愛されないことはこの世の地獄だ、愛することができないのは永遠の地獄だ」(ドイツの詩人)。本当の幸せは愛することができることにあります。しかし、人は愛を求めますが、多くの人は愛を知らずに生まれ、愛することができないのです。人は愛されて初めて、愛することができるのです。愛は生きる上での新しい力です。愛は、罪に打ち勝ち、誘惑に打ち勝ち、人を赦すことができる力であり、全ての力の源です。聖書は「ここに愛がある」(10)と、命まで与えてくださる神の永遠の愛を紹介します。

    Ⅱ. 神の愛(9-12)

    1. 絶対無条件の愛(9)。人は何かを求める時も、与える時も、何かしら条件をつけてしまいます。気前のよい人、良くしてくれる人など、自分の利益になる人とは交わっても、不利益になりそうな人とは交わらず、見向きもしません。人の愛は、何と打算的で裏切りやすいものでしょう。しかし、神が与えてくださる愛は絶対無条件の愛です。神はどんな人をも愛し、受け入れてくださるお方です。欠点が多く、汚れていても、罪深くても、主は真実の限りを尽くして、私たちを愛してくださいます。また、人は大切なことや約束したことを忘れやすく、忘れたらいいことをいつまでも覚えていて、忘れてはいけないことを忘れる者です。しかし、神は、私たちを決して忘れるような方ではありません(イザヤ49:15)。また、主が私たちの身代わりに遂げてくださった十字架のゆえに、私たちの罪を忘れて、愛してくださるとは、なんと幸いなことでしょうか(イザヤ43:25、エレミヤ31:34、ローマ5:8)。
    2. 犠牲を払う愛(10-11)。神の御子が、この世に来てくださっただけでも大きな犠牲であったのに、神であることを固守されず、私たちの全ての罪を背負って、十字架の上で死んでくださり、贖いの業を成し遂げてくださいました。この事実をしっかりと受け止めないで曖昧にし、信仰を律法的にとらえ努力する歩みや、道徳家のようになって心の鍛錬を求めてはいけません。その主の愛にしっかりとつながるならば、主のいのちが私たちに流れ、愛が私たちの内から湧き出てくるのです(ヨハネ15:4-5)。3)共におられる愛(12)。神の愛を豊かに受けて、内から湧き出る愛をもって互いに愛し合うならば、神は私たちの内にいてくださるのです。真実な神は、何時でも、何処までも、死の床までも、私たちと共にいてくださいます。自分で愛そうと努力すると、愛していることを誇るようになり、神の栄光を現すことができません。私たちはいつも共に居られる主にしっかりとつながり、主の愛を受け続け、私たちの内に主の愛を満たしていただき、主にある兄弟姉妹として互いに愛し合い、受け入れ合い、神の栄光を現す者とならせていただきましょう。


    教会の各活動


    クリスマス祝会にて
    午後は、クリスマス祝会、キャロリングが行われました。


    今週~来週の予定


    ○婦人祈祷会は1月12日より再開します



    ○聖書研究祈祷会は1月6日より再開します



    ○クリスマス燭火礼拝 水曜日(23日)19:00~20:30


    聖書:マタイによる福音書2章1~12節
    題:星に導かれて
    説教者:長谷川和雄師
    賛美:78、75、他



    ○年末感謝礼拝 来週日曜日(27日)10:30~12:00


    招詞:詩篇95篇1-3節
    交読文:15  詩篇40篇
    聖書:詩篇136篇1-26節
    題:主に感謝せよ
    説教者:長谷川和雄師
    新聖歌:21、214、171

    2015/12/14

    12/23「クリスマスキャンドルライトサービス」のご案内

    ※この記事は、12/23の「クリスマスキャンドルライトサービス」のお知らせです。

    京都信愛教会では今年も、「クリスマスキャンドルライトサービス」を行います。

    ろうそく(安全のため LEDでの模擬的なものです)の灯りの下で、クリスマスの賛美を歌い、聖書の言葉を聞き、クリスマスメッセージを聞きます。


    どなたでも入場無料です(信徒かどうかを問いません)。

    詳しくは、下のチラシをご覧ください。




    ■日時


    2015年12月23日(水) 19:00~20:30


    ■内容

    • クリスマスの賛美
    • 聖書の言葉
    • クリスマスメッセージ
    • 献金(自由です) 

     ■会場・お問い合わせ


    日本イエス・キリスト教団 京都信愛教会
    京都市北区大将軍坂田町21番地12
    TEL(075)461-1938
    牧師: 長谷川和雄
    副牧師: 長谷川ひさい

    ※当教会は、伝統的なプロテスタントの流れを汲むキリスト教会です。

    2015/12/13

    アドベント歓迎礼拝「マリヤとエリザベツ」

    礼拝メッセージ「マリヤとエリザベツ」ルカによる福音書1章39~45節


    長谷川ひさい師


    今朝は、マリヤとエリサベツの信仰を通して学びましょう。

    Ⅰ. マリヤの悩み…


    1. 御使いガブリエルによる神のみ告げは、マリヤには全く考えられないことでした(31-32)。しかし、マリヤは自分を低くし、全くみ言葉に委ねました(38)。
    2. こんな事を誰に相談できるでしょうか。家族や友人、誰よりも婚約中のヨセフに理解してもらえるか分かりません。聖書にありませんが、マリヤの心中は様々の思いや、ヨセフに言うべきか悩んだことでしょう。
    3. マリヤは御使いが老年のエリサベツも子を宿したことを思い出し(36)、親族のエリサベツなら、自分のことも理解してもらえると考え、マリヤは彼女を訪問を決心しました。神は、神のみ業を分かり合える友を身近に備えてくださるとは、何と言う恵みでしょうか。
    4. 信仰が与えられたら苦しみ、悩み、悲みなどが無くなることはありません。しかし、それらを通して神のみ言葉の成就を見せ、体感させてくださいます。私たちもエレミヤ30:17、32:26のみ言葉の約束を見ることができました。
    5. 私たちは、主の十字架の愛を知って救われ、神の家族に加えられ、京都信愛教会に集い、お互いの悩みを話し合い、天国を目指して歩めるとは、何と感謝でしょうか。

    Ⅱ. マリヤの信仰…

    1. マリヤが御使いの言葉を受け入れたことは、単に頭で「ああ、そうなのだ」と理解しただけでなく、御使いの言葉の中のエリサベツに会うために、ナザレから約100km離れているユダの地を目指して、15歳あまりの少女「マリヤは立って」(39)訪問したのです。
    2. 「信じる事と考える事とは違います」。立って行動した時に、始めて信仰が行動となったのです。「自分には信仰があると称していても、もし行いがなかったら、なんの役に立つか」(ヤコブ2:14)とありますが、行動にならない信仰は、まことの信仰とはいえません。しかし、マリヤは神の言葉を信じて行動をする、まことの信仰を神から与えられたのでした。
    3. マリヤの挨拶を聞いたエリサベツのお腹の6ヶ月の子が踊ったというのです。この聖書の記者ルカは医者であったので胎動を記したのでしょう。

    Ⅲ. 聖霊の器…

    1. ルカの福音書は「聖霊」を多く用い、1-3章では12回も使っています。ルカは聖霊の器であるパウロの影響を受けて、彼も聖霊の器でした。また、歴史家でしたから、彼は使徒行伝、別名、聖霊行伝を書き残すことができたのです。使徒たちは器に過ぎませんが、彼らを動かしたのは聖霊でした。ルカはまことの聖霊の器だったので、聖霊の働きを記すことができたのです。
    2. 「エリサベツは聖霊に満たされ」、マリヤの祝福を喜びました(41-42)。不妊の女エリサベツも、マリヤと同じように神の力によって子どもが与えられ、主の母に会い、ヨハネはお腹の中で踊り、マリヤを祝福したのです。そのようなエリサベツでしたので、マリヤのことを全て理解し、祝福することができたのです。
    3. また、エリサベツはマリヤの訪問を、心から喜びました(42-45)。マリヤがみ言葉を信じて受け入れ、従ったので救い主が誕生できました。そして、誰からも理解されないと思ったのに、エリサベツに全て理解され、マリヤは励まされ、勇気を得、救い主を宿した喜びに満たされ、み言葉への信仰が確かにされ、賛美が生まれました。
    4. 主のみ言葉を信じ受け入れ、従うことに勝る幸いはありません。クリスマス、救い主の誕生に、二人の女性の信仰に教えられます。また、救い主を称え、救い主を与えてくださった神に感謝しましょう。

    教会の各活動


    CSクリスマス会にて
    午後は、CSクリスマス会が行われました。


    今週~来週の予定


    ○婦人祈祷会 火曜日(12月15日)10:30~12:00


    聖書:ローマ書15 章17節
    題:神の栄光のために
    説教者:長谷川ひさい師
    新聖歌:76、73



    ○聖書研究祈祷会 水曜日(12月16日)19:30~21:00


    聖書:使徒行伝3章17-26節
    題:神に立ち帰る勧め
    説教者:長谷川和雄師
    新聖歌:88、446、465



    ○クリスマス礼拝 来週日曜日(20日)10:30~12:00


    招詞:ヨハネによる福音書15章9-11節
    交読文:56 1コリント書13章
    聖書:Ⅰヨハネ書4章7-12節
    題:ここに愛がある
    説教者:長谷川和雄師
    新聖歌:76、89、216

    2015/12/07

    12/13「教会学校クリスマス会」のご案内

    ※この記事は、12/13の「教会学校クリスマス会」のお知らせです。

    京都信愛教会では今年も、「教会学校クリスマス会」を行います。

    幼児~高校生の方を中心に、みんなでクリスマスの賛美を歌ったり、聖書の話を聞いたり、ゲームをしたりします。

    最後にみんなでケーキを食べる時も有ります。

    どなたでも入場無料です。保護者の方も是非一緒にお越しください。

    詳しくは、下のチラシをご覧ください。




    ■日時


    2015年12月13日(日) 13:15~15:00


    ■内容

    • クリスマスの賛美
    • 聖書のお話し
    • みんなでゲーム
    • 各会の出しもの
    • ケーキタイム

    ■会場・お問い合わせ


    日本イエス・キリスト教団 京都信愛教会
    京都市北区大将軍坂田町21番地12
    TEL(075)461-1938
    牧師: 長谷川和雄
    副牧師: 長谷川ひさい

    ※当教会は、伝統的なプロテスタントの流れを汲むキリスト教会です。

    2015/12/06

    第2アドベント礼拝「貧しい心に主を迎えよう」

    礼拝メッセージ「貧しい心に主を迎えよう」ルカによる福音書1章26~38節


    長谷川和雄師


    当時や現代でも、マリヤの処女降誕は、倫理的、科学的に受け入れられません。一般常識で聖書を読めませんが、神はみ言葉をもって私たちに語りかけ、神、罪、救い、信仰を教えられます。マリヤは神の言葉を真剣に受け止め、神の全能を信じ、神の祝福と愛に応えて従いました。人は愛され、信頼されて初めて従えます。み言葉に従うことに、まことの喜びがあります。

    Ⅰ. 救い主の必要性…
    なぜ、神の子イエスが世に人として来る必要があったのでしょうか。クリスマスはエバとマリヤによってもたらされました。
    1) エバは、主が十字架にかけられる原因をつくりました。神とアダムに聞き従わず、サタンの誘惑にそそのかされ、アダムから聞いたことに逆らい、善悪を知る木の実を食べてしまいました(創世記3章)。その結果、神と交われなくなり、人類は罪を犯し、殺人、盗み、うそ、憎しみ、そして死が人類に入ってきました。
    2) 最も大きな罪は高ぶりです。エバは神の言葉を誠実に聞かず、忠実に守らなかったので神と交われず、祝福を受けられなくなりました(創世記2:16-17、3:1-6)。彼女は、神の言葉に従っていれば幸いでしたが、自分が神になったかのように言動し、自分の罪を認めず、益々罪が増し加わりました。傲慢になったエバは、アダムにも木の実を勧め、誘惑し、罪を犯させました。「高ぶる者をしりぞけ」る(1ペテロ5:5)とあるように、神はアダムとエバをエデンの園から追放しました。

    Ⅱ. 無条件の服従…
    1) それに対し、マリヤは貧しく、無名で、優れた功績を残した女性でもなく、罪のない女性でもありません。しかし、神は一方的な恵みを彼女に与え、御使いを遣わし、神のひとり子イエスを宿す者とされました。
    2) しかし、夫ヨセフと一緒に暮らす前に、子を宿すということは、破談や裏切り者として家族や友からも誤解され、捨てられ、殺されるおそれがありました。
    3) まして、処女降誕は考えられず(34)、マリヤも初めは御使いの言葉を理解できませんでしたが、人間的な可能性ではなく、聖霊によってなされる神の全能を信じ(37)、主の奴隷として自分を献げました。そして、自分が主の恵みを受けるに相応しい者ではないことを熟知していたので、主のお言葉どおりになるようにと、条件をつけないで、全てを主に委ねたのです(38)。条件なしに明け渡し、全てを受け入れる、全く砕かれ低い心にならなければできませんでした。ただ、神の愛に応え、謙るマリヤの姿がそこにありました。

    Ⅲ. 心貧しい者の幸い…

    1) 心の貧しい者とは、自分の罪汚れを知っていて(マルコ7:21-23)、世の富・名誉・人などにとらわれず、神が全てであると心から告白し、神に期待し、頼りきって、栄光を神に帰する者です(申命記8:17、9:4)。まさに、マリヤは心の貧しい者でした。
    2) 真の信仰は感情に振り回され、恍惚状態になりません。信仰は、目には見えないけれども生きておられる神を信じて拠り頼み、神のみ言葉に従います。私たちは、マリヤのように謙り、神の恵みを受けるに相応しくない罪人であることを認め、主の僕として、「み言葉どおりになりますように」と願い、誠実、忠実にみ言葉に従いましょう。神はそのような者を喜ばれ、恵みを増し加えられます。
    3) マリヤが神の全知、全能、最善、愛、義を信じ、神に任せて従った時、イエスが誕生しました。イエスは神でしたが人となり、貧しくなり、貧しい者を助け、友なき者の友となり、弟子の足を洗い、罪がないのに罪人とされて、強盗の代わりに十字架につけられ、死に至るまで父なる神に従ました。私たちも心の貧しい者とされて、誠実・忠実にみ言葉に従う者とならせていただきましょう。



    教会の各活動


    午後は、青年学生クリスマス会とCS教師会が行われました。


    今週~来週の予定


    ○婦人祈祷会 火曜日(12月8日)10:30~12:00


    聖書:イザヤ書38章17節
    題:苦しみは平安のために
    説教者:長谷川ひさい師
    新聖歌:248、236



    ○聖書研究祈祷会 水曜日(12月9日)19:30~21:00


    聖書:使徒行伝3章11-16節
    題:イエスによる信仰
    説教者:長谷川和雄師
    新聖歌:42、249、456

     

    ○アドベント歓迎礼拝 来週日曜日(13日)10:30~12:00


    招詞:ヘブル書4章14-16節
    交読文:52  ルカ1章
    聖書:ルカによる福音書1章39-45節
    題:マリヤとエリザベツ
    説教者:長谷川ひさい師
    新聖歌:9、67、275