2018/05/20

チャペルコンサート(三宅久美子)が行われました

先日お知らせしたチャペルコンサート が行われ、およそ 40名の方が出席くださり、ともに賛美歌などを味わうことが出来ました。

また三宅久美子姉が聖書や教会に導かれた体験(証)をしていただき、真に自由にされる神様をあがめ、賛美することが出来、感謝でした。



ペンテコステ礼拝「求める者に与えられる聖霊」

ペンテコステ礼拝メッセージ「求める者に与えられる聖霊」ルカによる福音書11章5~13節


(長谷川和雄師)


洗礼式の様子
祈った以上に人は向上しませんが、クリスチャンの全存在と、主のための奉仕は祈りにかかっています。しかし、多くの人は祈るよりも動いてしまうので、その働きは無益になります。祈りの大切さを知り、祈り続ける時に日々の生活は大きく変わります。この世の成功、金儲けなど、この世のものを求めるのでなく、「祈ることを教えてください」は、最も賢明な祈りです。神は「求めて来る者に聖霊を」給う方です。何を求めるよりもまず、聖霊を求めましょう(J・ロジャー・ルーシー神父の言葉)。

Ⅰ.祈ることを教えてください(1)…



  1. 主は1~4節で、何を祈るべきかを教えました。主は聖霊に満たされ、罪を犯さず、父なる神のみこころに従順で、全知全能な方でしたが、それでも祈る必要があったのです。私たちはもっと祈る必要があります。
  2. 多く神学を学んでも、神を信じられるとは限りません。むしろ、「天の父よ」と、祈るとき神への愛と信仰が芽生えます。育ての父母が、子どもから「お父さん、お母さん」と呼びかけられ涙し、愛が増し加わる瞬間です。


Ⅱ.祈りの確実性…



  1. パンを借りに来た友の例え話(5-8)。当時のユダヤ人の家の多くは部屋が2室程度で、家族が全員その部屋で寝ていました。しかも、粗末な莚(むしろ)が敷かれ、上には昼着る上着が布団なので、家族は近寄って寝ました。そこに友の来訪を受けた隣人が、寝ている真夜中(涼しい夜に旅行)にパンを分けて下さいと訪ねてきたのです。起き上がるなら皆目を覚ますでしょう。ユダヤ人には、「客人をもてなす」ことは最も大切なことでした。しかし、寝ていたその家の主人は、迷惑と思い腹が立ち断りました。しかし、しつこくドアをたたき続け、うるさくて寝られないので、友への愛や友情の心ではなく、厄介払いを早くしたいので、友にパンを3つ貸すというのです。主はここで、相手に迷惑がかかっても求め続なさいではなく、父なる神は、厚かましく頼み続ける願いを、親子関係の愛で応えてくださいます。
  2. 求め続け、探し続け、叩き続けよ(9,10)。主は、いつもそのようにしなさいと命じます。「求めよ」の言葉は、低い立場の人が上の人にお願いするように、神の前に謙遜な心で願うことを教え、「捜せ」は、熱心に必死に捜すことを教え、「たたけ」は八方ふさがりの中にいるように感じる時、神を信頼してドアをノックし続けることが大切であることを教えています。


Ⅲ.与えられる良いもの(11-13)…



  1. 祈り。
    1. 「神様、助けてください」との祈りは、どの宗教にもあり、無神論の人も同じ思いを持ちます。私たちが神の被造物であり、神との交わりを求めるからです。
    2. 非常に困った時、恐ろしくて大変な時、不安になった時、神に真剣に助けを求め祈ります。
  2. どのように助けられるか。
    1. 神は最も良い、最善なものを、最善な時に、最善なだけ与えてくださいます(11-12)。
    2. 主は、(イ)ほしがるものを下さいます。(ロ)代用品で我慢しなさいと、偽りの安心感や満足感を味わわせません。(ハ)有害で危険なものを下さいません。
    3. 「天の父」は、広い心、豊かで暖かな愛、親切、真実、全知全能の神で、最も素晴しく、最善なものを、一番良い時に、最も良い分だけ下さいます。
  3. 最高に良い聖霊(13)。「良い贈り物」とは、この世のものではなく、主のみ名が崇められ、神に栄光を帰する賜物、聖霊です(マタ7:11、ヨハ14:16—17、ロマ8:15—16、28)。聖霊は、祈りを教え導き、神の臨在を教え、罪深さを知らせ魂を砕き(詩篇51:17)、十字架の下に魂を導き、豊な実を結ばせ、なお深く主を教え、神のみこころに生きる力を与えてくださいます。


教会の各活動


チャペルコンサートが行われました


今週~来週の予定

 

○婦人祈祷会 火曜日(5月22日)10:30~12:00


※Jウエスレイに学ぶ会のため休会します

○聖書研究祈祷会 水曜日(5月23日)19:30~21:00


聖書:イザヤ書30章18節
題: 主を待ち望む者
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌: 18、344、303

○主日歓迎礼拝 来週日曜日(5月27日)10:30~12:00


招詞:詩篇124篇8節
交読文:50 イザヤ書53章
聖書:イザヤ書53章4~5節
「彼はみずから懲しめをうけて、われわれに平安を与え、
その打たれた傷によって、われわれはいやされたのだ」
題:「苦しみの解決」
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:8、257、265

2018/05/14

チャペルコンサート(三宅久美子)のご案内

※この記事は、5/20の「チャペルコンサート」のお知らせです。

京都信愛教会では今年も「チャペルコンサート」を行います。

明野キリスト教会よりソプラノ歌手の三宅久美子姉をお迎えして、クラシック、賛美歌、ポップスの各曲を披露いただきます。

どなたでも入場無料です(信徒かどうかを問いません)。

詳しくは、下のチラシをご覧ください。




■日時


2018年5月20日(日) 13:00~14:30


■ソプラノ:三宅久美子


みやけ・くみこ●大阪音楽大学音楽部声楽科卒業。チャペルコンサート、サロンコンサートなどでソリストを務める。毎年、松花堂美術館で枚方市のプリマヴェーラ室内合奏団と共に演奏会を行っている。現在、京都府八幡市の3つの合唱団の指導者であり、音楽を通じてのボランティア活動も積極的に行っている。淀川キリスト教病院ホスピス病棟での賛美奉仕、介護施設での音楽療法などにも用いられている。日本イエス・キリスト教団 明野キリスト教会員。

■奏楽:石原睦子


いしはら・むつこ●京都生まれの京都育ち。日本イエス・キリスト教団 天授ヶ岡教会員。同教会学校出身、同教会のオルガニスト。自称「美人DUO」。ピアノ連弾やオルガン・ピアノのアンサンブルでボランティアを行う。
 

■奏楽:前田千秋


まえだ・ちあき●沖縄出身。京都に住んでウン十年。日本イエス・キリスト教団 天授ヶ岡教会員。同教会のオルガニストとして活動。石原姉とのデュオでボランティアなどを行う。
 

■演奏予定曲

    • 主は生きておられる
    • 時の流れのように
    • ヘンデル「泣かせたまえ」
    • 嵐「ふるさと」
    • など

     

    ■会場


    日本イエス・キリスト教団 京都信愛教会
    京都市北区大将軍坂田町21番地12
    TEL(075)461-1938
    牧師: 長谷川和雄
    副牧師: 長谷川ひさい

    ※当教会は、伝統的なプロテスタントの流れを汲むキリスト教会です。

    2018/05/13

    主日礼拝「母の日に想う」

    主日礼拝メッセージ「母の日に想う」ルカによる福音書10章38~42節


    (長谷川和雄師)


    母の日のプレゼント製作の様子
    母の日の今日、元気な私の母や、ひさい師の母を想いだしますが、どのような母が尊敬されるかを考えましょう。昨年、お互いは神の家族ですと学びました(エペ2:18—19)。私には故鈴木基与子師(岡南教会)が霊の母であり、京都信愛教会の皆さんは、私の家族と同じであり、家族よりも深い交わりをします。共に痛みや苦しみを分かち合い、共に祈り、共に助け合い、共に喜び、共に学び、共に労し、共に涙します。そのような人間関係の中で、母の日の今日、母と呼ばれる女性は、主にあってどうあるべきかについて、今日のテキストから学びましょう。

    Ⅰ.主のために必要なこと…


    マリヤとマルタの一家は接待にたけおり、主に愛されていました(ヨハ11:5)。
    1. 主がマリヤの家に来られると知り、マリヤとマルタは接待の準備をしました。しかし、敬愛する主が話し始めたので、マリヤは主のお言葉を聴くために、主のみもとに座って聞き入りました。マリヤもマルタも信仰を持ち、忠実な人で、主を愛し、信頼していました。マリヤは瞑想的で、内面的で、霊的関心が深かったのですが、マルタは事務的で、活動的で、具体的で、広く配慮をし、感情的で、霊的関心が薄かったのです。
    2. 信仰はまず、み言葉を聴くことが大切です(ロマ10:17)。サムエルは、サウルに「聞き従うことは犠牲に勝る」と教えました(Ⅰサム15:22—23)。み言葉を知識としてではなく、主のみ言葉に聴き従うことに心を傾けたいものです。主のように世から聖別された者、「主の心を心とする者」として歩みましょう。

    Ⅱ.仕える者に必要なもの…

    1. み言葉を聴いて行う人は賢い人です(マタ7:24)。み言葉を聴く者は、主にあって大切な奉仕を最後まで成し遂げる勇気と力を与えられるからです。
    2. マルタは自発的に、主への接待を熱心にしました。しかし、奉仕の優先順位を間違い、ただ忙しく動き回り、心を乱し、理性を失い、不安と不信が襲い、神を愛する心を失い、心の配慮を欠きました。だからマルタは、マリヤの身勝手な振る舞いと思える行動に不満を抱き、お客様である主を非難し、指図してしまいました。それは、自分の正しさに立ち、自分の事で精一杯で、他人の必要を省みなかったからです。
    3. マリヤにとって主の足元は、敬愛する方のみこころを伺い、主にあって新創造される所でした。愛は深く物事を見、同じ使命と重荷を分かち合える喜びから、互いに犠牲を払います。だから、後に彼女は、主に対して高価な香油を主の足に注ぎました(ヨハ12:3)。主の心を心としたのです。

    Ⅲ.自分にとって必要なもの…


    精神科医が、ノイローゼの自己判断は、「何が一番大切かの順序の判断ができなくなり、どうでもよい小さな事にこだわり、精神が不安定になることです」と言います。
    1. み言葉を聞くことは、最高の特権であり財産です。誰からも奪ってはいけません。み言葉は、感情や経験では得られない確信を与えます。愛する人とはいつも共にいたいし、愛する方の言葉を聞くことは最上の喜びです。
    2. 有ったらうれしいが、なくても困らないものは、この世のものです。それは、お金、地位、家柄、友、学歴、健康、楽しみなどです。しかし、なくてはならないものは永遠の命であり(ヨハ17:3)、神の恵みと慈しみ、憐れみと祝福です。これらを共に受ける、神の家族を大切にしましょう。主は私たちを愛し、一切の必要を満たし、罪の奴隷だった者を救い出し、神の子としてくださいます。これこそ必要なものです。母の日の今日最も大切なことを第1とする女性とされ、神に喜ばれる歩みをし、周りの人々に主を証する者とされたいものです。




    教会の各活動


    教会決算総会が行われました。


    今週~来週の予定

     

    ○婦人祈祷会 火曜日(5月15日)10:30~12:00


    聖書:2コリント書12章9節
    題:わたしの恵み
    説教者:長谷川ひさい師
    新聖歌:302、284

    ○聖書研究祈祷会 水曜日(5月16日)19:30~21:00


    聖書:使徒行伝27章1~26節
    題:望みを抱く信仰
    説教者:長谷川和雄師
    新聖歌:264、250、321

    ○ペンテコステ礼拝 来週日曜日(20日)10:30~12:00


    招詞:ヨハネの福音書16章13節
    交読文:26  詩篇84篇
    聖書:ルカの福音書11章5~13節
    題:「求める者に与えられる聖霊」説教者:長谷川和雄師
    新聖歌:264、135、136

    2018/05/06

    主日礼拝「救い主の宣教開始」

    主日礼拝メッセージ「救い主の宣教開始」ルカによる福音書4章14~30節


    (長谷川ひさい師)


    主は荒野にて断食して祈り、悪魔の3つの誘惑をみ言葉によって撃退し、バプテスマのヨハネの投獄を機に、ガリラヤに向かい、「時は満ちた、神の国は近づいた」(マコ1:15)と福音宣教を開始しました。悔い改めて主を信じ、神の支配下に入り、み言葉に従って歩む信仰生活がスタートします。ガリラヤの宣教(マタ4:23-25)に続く故郷ナザレでの宣教の様子が今日のテキストです。ナザレの人々は素晴らしい神の恵みの福音と主を否定しました。

    Ⅰ.救いを与えられる主…


    福音が伝えられる対象は(18)、

    1. 「貧しい人々」明日の生活にも困り、身を売って奴隷となっている人々。
    2. 「囚人」社会的差別を受けている人々。
    3. 「盲人」物乞いをしている人々。
    4. 「打ちひしがれている者」虐げられ、踏みにじられている弱い立場の人々。
    5. 異邦人の人々(25-27)。

    全ての人々への福音宣教は画期的な事です(19)。恵みの年とはヨベルの年の意味であり、作物の安息も含み、借金の抵当の土地や人が自由にされる年のことです。しかし、主が言う自由や解放は、罪に対して自由になり、罪の赦しと、罪の刑罰からの解放です。この事は、「耳にしたこの日に成就した」(21)と言われたのです。私たちにどのような弱さや罪があっても、主のところに来れば、赦されない罪は一つもありません。主の十字架によって赦しの恵みが与えられ、真の自由と解放が与えられます。


    Ⅱ.福音を受け入れず救われない人々…


    救い主が来られても、人々は受け入れなかったが、異邦人は受け入れた(ヨハ1:11、マタ2:1-18)。主が聖書を朗読すると、会堂に集った者が皆主に期待し目を注ぎました。さらに、期待にたがわない内容の話に驚きました(20-21)。しかし、ナザレの人々が主を受け入れなかったのですが、その理由を考えましょう。
    1. 尊敬(15)。尊敬には2通りあります。
      1. 上辺の尊敬。自分の心に合うものを、その人に見て尊敬しますから、自分の基準と違うと尊敬しなくなります。ですから、群衆は、キリストの使命は自分の基準と合わなくなったので、十字架に賛成しました。
      2. 深い信頼に基づき、どこまでも尊敬する。互いに受け入れ合い、愛し合う姿です。この自分の基準が問題です。メシヤ観の相違が十字架へ追いやりました。
    2. 偏見(22、マコ6:3)。ナザレの人々は、主の兄弟の名前まで知っていましたが、受難のメシヤ(イザ53章)の理解はありませんでした。親兄弟を知り、共に学んだ者として、主をメシヤとして受け入れられなかったのです。これが偏見です。間違った理解、間違った思い込みや考えです。このような偏見では主を理解できません。自分の考え、理解、思い込みには注意しなければなりません。
    3. 妬みと憎しみ(24-29)。妬みからの憎しみはなんと怖い事でしょうか。このような、砕かれていない心、罪に支配された心は、何と恐ろしい事でしょうか。
    4. 不信仰(24、マコ6:4-6)。不信仰がキリストに出会うことを妨げています。キリストを救い主と受け入れられない心です。信仰が足りないと言いますが、謙遜のつもりでしょうが、神を信頼することができない。こんなに悲しいことはありません。親が子どもから信頼されないことほど、情けない思いになります。私たちは、不十分で足りない者だからこそ、救い主に頼るのです。この心を持って主に近づきましょう。

    主の宣教開始は多難でしたが、私たちは、主を受け入れない上辺だけの尊敬、偏見、妬み、不信仰を捨てて、主の助けをいただいて真の悔い改めに導かれ、救い主を信じ受け入れ、主を証しする者とされましょう。


    教会の各活動


    CS教師会が行われました。


    今週~来週の予定

     

    ○婦人祈祷会 火曜日(5月8日)10:30~12:00


    聖書:出エジプト記3章7節
    題:叫びを聞いた
    説教者:長谷川ひさい師
    新聖歌:195

    ○聖書研究祈祷会 水曜日(5月9日)19:30~21:00


    聖書:マタイの福音書5章6節
    題:飢えかわく
    説教者:長谷川ひさい師
    新聖歌:2、191、284

    ○主日礼拝 来週日曜日(5月13日)10:30~12:00


    招詞:ローマ書12章2節
    交読文:41  詩篇127篇
    聖書:ルカの福音書10章38~42節
    題:「母の日に想う」
    説教者:長谷川和雄師
    新聖歌:8、251、361