2017/10/29

創立70周年記念礼拝「生きている教会」

創立70周年記念礼拝メッセージ「生きている教会」ヨハネの黙示録1章9~20節


北尾欣三師(当教会出身、教団引退牧師)



教会創立70周年記念礼拝に招かれ感謝している。1947年に京都信愛教会として発足、日本キリスト教団の教会となり、1952年に日本イエス・キリスト教団に加入した。私は、北野に会堂があった頃導かれた。1960年に献身し、皆さんの祈りによって今日あることを感謝している。教会が、今日まで守られ導かれたことを感謝したい。キリストが主として治めておられることを信じて歩んでいただきたい。教会が最初からきびしい状況にさらされてきたことを忘れてはならない。しかし、天地の主、教会の主に信頼して,信仰の火を燃やし続け、前進したい。

  1. 黙示録は、紀元80年頃、ローマ帝国に迫害されたヨハネが福音のためにパトモスに流された時に見たキリストとメッセージが記されている。帝国は彼を捕らえたが、神の言葉を島流しにできなかった。主は黙示を与え、教会の隠された栄光を教会に示した。彼と信徒たちは、石切の強制労働前に早朝礼拝をし、彼がアジアの諸教会を想いつつ礼拝していた時、彼は「大きな声」(10)で、「あなたが見ていることを書きものにして…七つの教会に送りなさい」(11)と力ある明確な声を聞き振り向くと、「七つの金の燭台」(12)の間に「人の子のような者」(13)が見えた。私たちは礼拝堂で礼拝しているが、信仰の目は誰に向けられ、誰の声を聞いているか。「七つの金の燭台」は、火皿のある一つの燭台(神殿のメノーラ)で教会を表し、燭台には灯がともり赤々と暗闇を照らしていた。当時の教会は洞窟の教会でしたが、激しい迫害の嵐が吹いても燭台の火は消えなかった。教会に「人の子のような者」が無限の供給者としておられる。私たちは教会の頭として、無限の供給者の臨在を見失わず、生き生きとした信仰を持っている限り、灯は決して消えない。
  2. 「人の子はどんな方か」。ヨハネは大祭司(13)により神に近付き、聖なる神を知った(14a)。私たちは主から聖なる者とされた。燃えるような熱い目を持って見つめ(14b)、全てを知り守り導く方である。私たちは弱く疲れ果てることがあるが、彼は決して弱り疲れない方である(15a)。狭い会堂で、少数の人に語っているようであるが世界に届く(15b)。「聖書人生相談」(you tube)は、日本各地で聞かれている。私たちは小さく弱いが、御使を遣わし教会を守り、導くことを信じよう。
  3. 「右手を置かれた方」。栄光に圧倒され倒れ平伏しているヨハネに右手を置き、「恐れるな」(17)と言われた。命の主、恵みの主が右の手を置かれ、恐れは確信と平安に変わる。今朝、私たちは主が右の手を置いて「恐れるな」と言われたことを信じて帰ろう。主は、私たちに手を置いて言われる。

  • 「わたしは初めであり、終り」(17)。永遠におられ、天地の創造者で完成者、教会の初めで完成者、信仰生活の初めで完成者が、自分の修行や努力で信仰生活を全うできない者に手を置き救いの完成を宣言された(ヘブ12:1)。主の御手を信じて信仰生活に励みたい。
  • 「世々限りなく生きている」(18a)。主は死んだ者の神でなく生ける神であり、歴史を支配し、私たちを聖霊により生かし、支え、守り、必要を満たす方である。全ての人は死に勝てないが、主は、復活により永遠の勝利者となった。世々の教会は.この勝利を信じ続け、困難を乗り越えてきた。
  • 「死と黄泉とのかぎを持っている」(18b)。主は、死と陰府を支配する権威を持つ方である。私たちは、「あなたの命はわたしにある」と主に言われ恐れはない。主を見上げて、できる奉仕をしていきたい(2:10)。ポリカープ(150年頃スミルナの監督)に倣い、静まって、主の御手があることを受け取ろうではないか。




教会の各活動


ファミリーコンサートが行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(10月31日)10:30~12:00


聖書:詩篇27篇3節
題:頼むところ
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:260、280

○聖書研究祈祷会 水曜日(11月1日)19:30~21:00


聖書:使徒行伝19章8-20節
題:主のみ言葉の力
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:42、183、361

○主日礼拝 来週日曜日(11月5日)10:30~12:00


招詞:ヨハネの福音書15章9-10節
交読文:57  1コリント書13章
聖書:エペソ書4章14~16節
題:愛のうちに育つ
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:2、341、349

2017/10/23

ファミリーコンサート(10/29)のお知らせ

※この記事は、10/29の「ファミリーコンサート」のお知らせです。

2年連続で好評いただいたファミリーコンサートがまたまた帰ってきました!

京都信愛教会の教会員や家族が、それぞれ楽器や声楽で、いろいろな音楽を奏でます。

賛美歌を始め、クラシックやヘルマンハープまで、いろんな音楽を楽しみましょう♪

ご家族、ご友人の方々もぜひ、お越しください!

詳しくは、下のチラシをご覧ください。




■日時


2017年10月29日(日) 13:30~15:00

■演奏者:京都信愛教会の教会員、家族など


美歌を始め、クラシックやヘルマンハープまで、
それぞれの演奏者がどんな思いを持って演奏するのかの紹介を兼ねて、奏でます。

■当日 午前(10:30~12:00) は  【創立70周年記念礼拝】  です


メッセージ: 北尾欣三師 (日本イエス・キリスト教団引退牧師)

当教会出身。著書に「聖書人生相談」など。



■会場・お問い合わせ


日本イエス・キリスト教団 京都信愛教会
京都市北区大将軍坂田町21番地12
TEL(075)461-1938
牧師: 長谷川和雄
副牧師: 長谷川ひさい
※当教会は、伝統的なプロテスタントの流れを汲むキリスト教会です。

2017/10/22

主日礼拝「教会を建て上げる」

主日礼拝メッセージ「教会を建て上げる」エペソ人への手紙4章7~13節


長谷川和雄師



お互いは主のからだの一部で器官です。各器官は形や機能は皆違い、互いに連携し体を保ちます。同様に教会に集うお互いの役割を担うことにより一致が与えられます。聖書の一致とは皆同じになることではなく、教会に異なった者が集い聖霊によって与えられる一致を保つために、「謙虚・柔和・寛容・愛をもって互に忍び」(2)、互いの共通点(体・御霊・望・主・信仰・バプテスマ・父なる神が一つ)を確認します。お互いの違いを認め、同じイエスを主とする時、調和が生まれます。続きを学びましょう。

ミリアム・デービス師に PBAの証をいただきました

Ⅰ、主の賜物の量り(7)…


「賜物のはかり」を、価値に応じて恵みが与えられる、と読んだら恵みは不公平です。
  1. 賜物。この言葉に定冠詞があり、「かのひとつの賜物」で「主という賜物」と訳され、キリストという最高の賜物を賜った神の恵みは無制限に与えられます(ロマ8:32)。主の恵みから漏れる人はいません。
  2. 恵み。この言葉にも定冠詞が付いており、「かのひとつの恵み」と訳され、求める者は無制限に罪が赦され、永遠の命が与えられ、神の子とされる「救いの恵み」が与えられます(2:4—5。3:18—19)。キリストの賜物の量りに従って与えられる恵みも人知をはるかに越えたものです。

Ⅱ、賜物を分け与える方(8—10)…


無限の恵みを与える方は、
  1. 勝利の王。引用されている詩篇68篇は凱旋行進の歌です。困難な状況でも神が勝利を与え、奪い返し人々に分け与える勝利の王こそ主ご自身です(1:22—23。ヨハ16:33)。勝利の主が教会に満ち、無限の恵みを与えられるのです。
  2. 降った方。「降り」とは、主が神の栄光を捨て人となり、人と同じ立場まで下り「謙卑」を現しました(ピリ2:6—11)。私たちに神の愛と恵みの素晴しさ、人としての生き方を身をもって示し、私たちの罪を全て負い十字架上で死なれ、罪の赦しと神との和解の道を開きました。
  3. 上った方。主は3日目に復活し、天に昇り弱い者のために執り成す大祭司となりました(ヘブ4:15)。しかも、「もろもろの天の上にまで上られたかた」⑽です。主は人々が迷信的に恐れた空中や天空の霊より力ある方で、圧倒的な勝利者となられ、それらの霊は皆武装解除され、もはや私たちを攻撃できません。この方を王とし主と迎えたので、私たちに無限の恵みを与えることがお出来になるのです。

Ⅲ、主が立てた者(11—13)…


1) 働き。「キリストご自身」(新改訳)が、恵みを伝えるために教会に「使徒、預言者、伝道者、牧師、教師」を立てました。
  1. 「使徒」。主と行動を共にし、復活の主の目撃証言者です。
  2. 「預言者」。神の啓示を受け、神の言葉を伝えた人。今は完成した聖書が使徒と預言者の役割を果たします。
  3. 「伝道者」。主に教会外で巡回し、未信者に福音を宣べ伝える人。
  4. 「牧師」形成された神の群を養う人。
  5. 「教師」聖書を正しく教える人で、聖書の約束と神の恵みを味わえるように導き、み言葉に仕えることに専従する人です。

2) 働きの目的(12—13)。「聖徒たちをととのえ」の「整える」に3つの意味があります。
  1. 「回復・修正」。聖書の約束で破れを回復し、み言葉によって誤りを修正する。
  2. 「補う。訓練する」。み言葉によって欠けを補い訓練する働き。
  3. 「結び合わせる」働きです。主にあって互いが大切な存在であることを、聖書から教えられ、分かち合う働きです。

整えられた人は奉仕に導かれ、互いに仕え、助け合い、支え合い、祈り合う、仕える心をもって(1ペテ4:10)、共に主のからだなる教会を建て上げ、主の満ち満ちた身たけに成長し、信仰の一致と神の御子に関する知識の一致とに達する姿が生まれます。「互に受けいれて、神の栄光をあらわす」(ロマ15:7)教会とさせていただきましょう。




教会の各活動


青年会主催の工作教室(クリスマスリース作り)が行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(10月24日)10:30~12:00


聖書:ヨブ記4章4節
題:心を見られる
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:18、38

○聖書研究祈祷会 水曜日(10月25日)19:30~21:00


聖書:使徒行伝19章1-7節
題:エペソのペンテコステ
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:261、446、408

○創立70周年記念礼拝 来週日曜日(29日)10:30~12:00


招詞:ヨハネの福音書4章23-24節
交読文:31  詩篇100篇
聖書:黙示録1章9~20節
題:生きている教会
説教者:北尾欣三師
新聖歌:18、145、389

2017/10/15

特別伝道礼拝「真の心の拠り所」

特別伝道礼拝メッセージ「真の心の拠り所」伝道の書1章1~11節


水川武志師(峰山協会)



昨今戦争のうわさが行き交う時、神は戦争の痛みを知る者たちに「平和をつくり出す使命」を託されていると思います。ダビデの子ソロモンが、神から豊かな知恵を授かり、当代一の知恵者の記録を学びましょう。

Ⅰ.一切は皆空である(2—4)…


  1. 世界有数の知恵者である生身の人間が、人生経験を重ねて正直実感することが、「空の空、空の空、いっさいは空である」と記します。彼は「日の下」(伝道の書に28回出てくる)社会生活において、父ダビデの後継者で王となり、知恵に満ち、世界の人々から尊敬され、国は平和に守られ、世界一の富を手に入れ、知恵を尽くし、学者を集めて教えを請い、時には遊び戯れたが全てが空(同37回)だというのです。
  2. 人は、自分の命について不安があります。ダビデも、「主よ、わが終りと、わが日の数のどれほどであるかをわたしに知らせ、わが命のいかにはかないかを知らせてください。見よ、あなたはわたしの日をつかのまとされました。わたしの一生はあなたの前では無にひとしいのです。まことに、すべての人はその盛んな時でも息にすぎません」(詩編39:4-5)と言いました。ダビデは王として40年も国を治め、70歳を超えても活躍でき、大往生した人なのに迷ったのです。

Ⅱ.皆その時にかなって美しい(3:10—11)・・・


  1. ここまで主語は「わたし」ですが、この個所から主語が「神」となっています。「神のなされることは皆その時にかなって美しい」(11)とありますが、この「美しい」との言葉は、美しいとの意味を持つとともに、「絶望の理由となるどころか、喜びの源に変えられる」との意味があります。何が、この大逆転を与えるのでしょうか。「神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた」(11)とあり、神が永遠の保持者です。神以外に永遠をもっていません。どんな悪事をして金儲けした人も、清貧に甘んじ、人に尽くし、善人として生きても皆同じく人は死ぬ。そこには差別が無く平等です。ところが神は、人の心に永遠を思う思いを授けました。そして、神の存在を認め、神の前に全ての人は立たされ、その生きざまを全て白日の下にさらされます。神を畏れて生きた者は祝福され、そうでない者は裁かれる。このことに人が目覚める時、尊徳、利害を超えて、自分が生きてきたことについて答えを得るのです。ダビデは、「苦しみにあったことは、わたしに良い事です。これによってわたしはあなたのおきてを学ぶことができました」(詩編119:71)と信仰の告白をし、パウロは、「患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを、知っているからである」(ロマ5:3—4)と告白しています。
  2. 私たちは、自分の人生の中心が神であると気が付く時、人生観が全く変わります。私の初任給は現在の平均月給の1割以下でしたが、当時では高給取りでした。営業で入社3ヶ月目から、2万人余りの社員の中で、前年比売上率で全国1位になり、それから5年間トップクラスを続け、退社時数百万円の貯金がありました。これだけあれば神学校の授業料を払い、自分で教会堂を建て独立伝道が出来ると思いました。しかし、神は、「お前は命がけの信仰と言うが、お金があるから献身するのか」と示され、神の前に、「神様間違っていました、神様あなただけを信じて出発します」と告白し、預金の全てを母教会の会堂献金として献げました。入学後の一切の必要は、祈る事で満たして頂いたのです。資金集めに命がけだった者が、遣わされた教会の会堂建築が実現し、会堂献金を献げる事が出来、今日まで楽しく歩めました。儲かるとか、成功するとかでなく、神のなさることは皆その時にかなって美しいのです。



教会の各活動


(午後の壮年会は休会しました)


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(10月17日)10:30~12:00


聖書:ヨブ記4章4節
題:心を見られる
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:18、38

○聖書研究祈祷会 水曜日(10月18日)19:30~21:00


聖書:マタイの福音書5章4節
題:慰められる
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:9、191、202

○主日礼拝 来週日曜日(10月22日)10:30~12:00


招詞:ローマ書5章5節
交読文:39  詩篇122篇
聖書:エペソ書4章~13節
題:教会を建て上げる
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:2、145、146

2017/10/09

工作教室 (クリスマスリース作り) のお知らせ

※この記事は、10/22の「クリスマスリース作り」のお知らせです。

京都信愛教会の青年会が主催となって「工作教室: クリスマスリース作り」が行われることになりました。今回が初めてのイベントです。

みなさんで一緒に、家に飾ることの出来るクリスマスリースを作ります。

材料と道具は教会で用意いたします。教会員以外の方は参加費は無料です。
どなたも参加いただけます(信徒かどうかを問いません)。

詳しくは、下のビデオとチラシをご覧ください。



工作教室の案内です(クリックして拡大できます)

■日時


2017年10月22日(日) 13:00~15:00


■工作教室


クリスマスリース作りを行います。材料と道具は教会で用意いたします。

■会場


日本イエス・キリスト教団 京都信愛教会
京都市北区大将軍坂田町21番地12
TEL(075)461-1938
牧師: 長谷川和雄
副牧師: 長谷川ひさい

※当教会は、伝統的なプロテスタントの流れを汲むキリスト教会です。

2017/10/08

主日礼拝「聖霊による一致」

礼拝メッセージ「聖霊による一致」エペソ人への手紙4章1~6節


長谷川和雄師



1-3章に、私たちは業績や努力でなく(2:8)、神の恵みと信仰によって祝福を受け取り、主の十字架と復活によって、罪赦され、神の前で聖い者とされ、神の子として御国を受け継ぎ、無尽蔵の富と主の愛に満たし、保証を聖霊がします。
後半は、そんな私たちの生きる実践編です。
4章は、信仰に生かされた者の姿や歩みはどのようなものかを記しています。

Ⅰ.召された者の歩み


  1. 「召し」は、「呼び出し何かの働きに就かせる」意味であり、「歩き」は、「振る舞い、生活しなさい」の意味で、召された状態や身分に合った振る舞いと生活をせよとあります(1)。
  2. 召された状態と身分。神に呼び出され、王である祭司、聖なる国民、神の所有の民で、神の光の中を歩み、神の憐みを受け、平安と希望に満ち、永遠のみ国を受け継ぐ者にふさわしい歩みをしなさいと勧めます(1ペテ2:9-10)。
  3. 召された者にふさわしい歩み(2-3)。
  • 謙遜。「低い者の思い」の意味で、当時「低い者」は軽蔑された卑しい身分を表し、「卑しいことを考える。奴隷根性」の意味でした。主は山上の説教で(マタ5:3)、物乞いをするほど心が貧しく、無力な己を知り(2:1)、神に助けや救いを呼び求める以外に生きる術がないとの謙遜な心こそ幸いです。真の謙遜とは、自己卑下や必要以上に低く見積もらず、偽善をせず、己に正直になり神を仰ぎます(2コリ12:9)。
  • 柔和。「すぐ切れず。途中で投げ出さない」の意味で、良い見本は主です(マタ11:29)。ある聖書学者は、「共同の益のために価値高い目標を追求することに深く没頭しているために、個人的に向けられる軽蔑、中傷、侮辱やその他のどんな思惑によっても、逸することのない心」と記します(1ペテ2:21-24)。
  • 寛容。怒りを抑えること。聖書は怒りを警告します(4:26、箴言14:29、詩篇37:1-4)。「心と唇を制御し、今日も感情を適切に制御してください」と祈り歩みます。
  • 愛をもって互いに忍ぶ。教会は、背景、年齢、性別も違う罪人の集まりなので、時には人間関係で躓きます。主の愛と忍耐を深く知り(2-3)、互いに受け入れ神の栄光を現します(ロマ15:7)。
  • 聖霊の一致を保つ。すでに主にあって一致しています。だから主にある一致を保ちなさいと勧めます。この一致は、皆同じようになることでなく、一人の指揮者のオーケストラの様に調和することです。聖霊が一致させてくださいます(ヘブ12:2)。

Ⅱ.教会の一致


一致とは、欲する違いを無視し、同じ利害に向かい、意志や考え方や行動を統一し、合わせることではありません。教会の一致とは、

  1. 体は一つ。夫々形、特徴、機能の異なる器官が集まり一つの体であるように、主の体なる教会は一つ(エペ1:23、ロマ12:5)です。
  2. 御霊は一つ。御霊とは主の体に宿る霊、一つの聖霊であり(1コリ3:16)、クリスチャンの内に住んでいます。
  3. 望みは一つ。神に召され、主に似た姿に変えられ、主の満ち満ちた姿になる望みです。
  4. 主は一つ。主イエスは神であり、人となり模範を示し、命の道に導き、守り、助け、養われます。
  5. 信仰は一つ。一つの主を救い主として信じる信仰も一つです(ロマ10:9)。
  6. バプテスマは一つ。洗礼は主と共に死に、復活し、新しい命に生きる者は、主にあって一つです(ガラ3:27-28)。
  7. 父なる神は一つ。天地万物を創造し、全てを支配し、全てのものの内におられる父なる神が、主の体なる教会の上にあり、教会を貫き、内にいてくださいます。一致を守るとは何かをすることでなく、夫々に与えられた神の恵みを思い起こし、お互いが主の愛と恵みの中で生かされていることを覚え、違いがあっても一つとされて歩むことを確認していくことです。



教会の各活動


午後は、CS教師会が行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(10月10日)10:30~12:00


聖書:箴言17章27節
題:軽率な発言
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:324、325

○聖書研究祈祷会 水曜日(10月11日)19:30~21:00


聖書:使徒行伝18章24-28節
題:雄弁なアポロ
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:178、38、429

○特別伝道礼拝 来週日曜日(10月15日)10:30~12:00


招詞:イザヤ書57章15節
交読文:12  詩篇33篇
聖書:伝道の書1章1~11節
題:真の心の寄り所
説教者:水川武志師
新聖歌:2、175、260

2017/10/01

主日礼拝「内なる人を強く」

主日礼拝メッセージ「内なる人を強く」エペソ人への手紙3章14~21節


長谷川和雄師



理解している事と、体験した事の間にギャップを感じることがあります。クリスチャン生活は聖書の約束を知っているだけでは不十分です。聖書の約束に賭け、み言葉の約束に従って生きる事によって体験的に味わうことができます。み言葉を信じて祈った祈りが聞かれると、み言葉を確信できます。クリスチャン生活の醍醐味は、聖書の約束に生きることができるということです(ヨハ14:13)。

大塚信行神学生に証いただきました

Ⅰ、心からの祈り…

  1. 大胆な祈り。パウロは、主の十字架の血潮のゆえに罪が赦され、救われ、神と和解し、神の子とされ、神の家族とされ、神の御住まいとされたのだから(2:11—22)、大胆に神に近づき、神の恵みを知った者のために、一番大切なことを祈ります。
  2. 祈りの姿勢。両手を組む方が多いですが、その祈りの姿勢は束縛を表し、「弱さの故に祈らざるを得ない心を示す」。ユダヤ人は普通立って祈りましたが、心から感動し切なる祈りや強い願いを熱心に、謙って祈る時、跪いて祈りました(ルカ22:41、使徒7:60・9:40)。
  3. 天の父に祈る(15)。天でも地でも家族の源の天の父に祈りました。栄光の富(無限、豊か、最善、最長、最良)を持ちたもう父なる神に祈れるのです。神の家族の愛があるので祈れるのです。

Ⅱ、祈りの内容…


神が与えてくださる栄光の富は必要な時に必要な分だけでなく、分け与えるほどに満たしてくださいます。

1) 内なる人を強く(16)。
  1. 人格が新創造され、新生すること。生きるために体も大切ですが、内なる人の新創造が大切です(1テモ4:18、2コリ5:17、ガラ6:15)。
  2. 神を信頼し歩む者を、聖霊の力によって内なる人が強くされ、理性、良心、意思が強くされます。外見の見栄や、偽善ではなく、心と魂の奥深くが強められ、この世の不正、汚れ、悪、罪に負けない意志、罪に陥らない神の知識、神のみこころを知ることのできる理性が、神のみわざにより、聖霊の力によって強められ、きよめられ、立てあげられ、成長し、目標である主と同じような者にされるのです。
  3. 素晴らしいコーチの主が常に共に居られ、弱い私たちを助け励まし導かれます。

2) 主の内住。主の愛、希望、信仰に満たされると、内住の主の栄光を願います。そのためには、主に心の戸を開き、自我を捨て、日々自分の十字架を負い、主に従い、心の王座に主をお迎えし、全てを主に委ね、任せ、明け渡すことです。

3) 主の愛を知る(17)。
  1. 主の愛に根ざし、主の愛を基礎とした生活は、世に根を張り、人の称賛や、見返りを求める生活ではありません。その愛は、人の不確かな愛ではなく、決して変わらない主の愛に根ざし(ヨハ15:9.主の愛の中に深く入り込み、必要な栄養を充分に受け取る)、主の愛に基礎を置くことです。
  2. 主は、私の怒りや呪い、罰や宗教的律法の中ではなく、主の愛の中にとどまりなさいと言われました。神がまず私たちを愛し(1ヨハ4:19)、神の愛の中に安息し、憩い、愛に生きる者とされました。
  3. 主の愛の長さ(永遠に変わらない忍びつくす寛容で、犠牲の愛、赦し、いたみが伴う)、高さ(崇高さ、聖さ、敵の手も届かない、天に執成す)、深さ(罪を深く掘り下げても主の十字架の愛はさらに深く引き上げる愛)を、全ての聖徒と共に理解し、体験して証し合えることが喜びです。

4) 神に似る(19)。パウロの目標は、誰かの真似事ではなく、絶対的存在の神にまで達することですが、自分が神になることではなく、神の愛、神の義、神の聖い品性に触れ続け、変えられることを祈っているのです。

Ⅲ、神に栄光を帰する祈り…


内住の主に問題を明け渡すことによって、内なる人が愛に満ち、強く変えられてゆき、神の栄光が現されることを祈ってます。





教会の各活動


教会役員会が行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(10月3日)10:30~12:00


聖書:エペソ書4章32節
題:互いに赦し合う
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:195、382

○聖書研究祈祷会 水曜日(10月4日)19:30~21:00


聖書:使徒行伝18章12-11節
題:宣教の協力者
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:448、450、324

○主日礼拝 来週日曜日(10月8日)10:30~12:00


招詞:ガラテヤ書3章27-28節
交読文:26  詩篇84篇
聖書:エペソ書4章1-6節
題:聖霊による一致
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:1、421、143