2014/01/05

新年礼拝「健全な信仰」

新年礼拝メッセージ 「健全な信仰」 コロサイ人への手紙2章16~23節

長谷川和雄師

 

前の箇所で、空しい哲学に対する警戒から律法問題の中心である割礼に触れ、十字架の恵みを記しました。主の十字架の贖いのみ業により罪から救われ、神の子とされ、主のよみがえりの命に与っているのだから、律法的信仰や間違った教えに流されないで、主にしっかりとつながり、十字架の福音の恵みに生かされ続けましょう。

Ⅰ.律法主義を警戒せよ(16-17)・・・
律法主義への警告の言葉(16)は、偽りの信仰を暴露(17)しています。過ぎ越しの子羊は、世の罪を負われた主であり、安息日は神の国に於ける永遠の安息を示します。でも、安息日にこだわる教会もあります。不健全な信仰の多くは律法主義的な信仰になっています。その実態は、聖書の戒めにこだわっています(Iペテロ3:16-18、マルコ7:15)。彼らは、祈り、献金、善、十戒厳守など、行いが救いの源のように教えています。戒めが行えたら安心し、自分は素晴らしいと思い、神に祝福されていると思います。正しい人だと思われるために、嘘をつき、人を騙しても、お金、地位、名誉、成功、リーダーなどを求め、それらを得ている自分は正しいとし、そうではなく、成功していない者、出世していない者などを見下します。しかし、彼らは自分が神になり、人の意見を聞けなくなり、やがて自分が分からなくなり、言行が不一致となり、救いの確信を失い、信仰を失います。そのような、神以外のものを神とする者たちの悪評を恐れることはありません(ガラテヤ2:19-21)。主を見上げつつ歩みましょう(17)。

Ⅱ.神秘主義を警戒せよ(18-19)・・・
1)偽善者は、自分の謙遜さを人から認められるために難行苦行をしますが(18)、 それは真似事であり、傲慢が入り込んでいます。
2)幻を見た者は、いたずらにそれを誇り、神ではなく天使を礼拝しています(ヘブル1:14、黙示録19:9-10)。これは、秘密偶像礼拝と言われAD363ラオデキヤ会議で禁じられました。
3)キリストから離れることは不信仰です。また、教会は成長しません。しかし、互いに主の愛にあってひとつとされるとき教会は成長するのです(19、3:14)。キリストから離れた者は、群れを造り、群れのリーダーに頼り、主に頼りません(ヨハネ7:37-39)。

Ⅲ.禁欲主義を警戒せよ(20-23)・・・
1)クリスチャンは、罪や律法や世に対して、キリストにあって死んでよみがえらされたのですから(20、ローマ6:2-4)、表面的である肉の力で努力することを止め、主により頼みましょう。
2)世とは、物質中心であり、自己実現の世界です。世のもろもろの霊力とは、キリストの教えではなく、幼稚なこの世の教訓や、儀式的法規のことです(20-21)。これらは世につける人々には必要ですが、クリスチャンには不必要です。ですから、私たちは、この世的で、人の定めた規定の支配から離れ、完全に分離し、個人的努力の支配から逃れましょう。物まねなどや、積極思考的な発言では、愛し、赦し、信じることは出来ません。私たちは、天国律法に生きたいものです(ピリピ3:20)。
3)いち人格者が指導している宗教を中心にした、有名な修養団体には、多くの人が集まり、慎ましやかな共同生活をし、柔和で謙そんな生活をし、人の嫌がる仕事や掃除をします。世の人々は、上辺の状態や努力修養には感心し、何か知恵があるように感じます。しかし、難行苦行、修養努力は人を救いません(23)。十字架信仰に生きましょう。聖霊は罪と死との法則から解放してくださいます(ローマ8:1-11)。


1/1 元旦礼拝の様子
教会の各活動


午後は、クリスマスの片付けと教会役員会が行われました。

今週~来週の予定


■婦人祈祷会 火曜日(7日)10:30~


聖書:詩篇119篇136節
題:目から涙が
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:216、481

■聖書研究祈祷会 水曜日(8日)19:30~


聖書:マルコの福音書4章35~41節
題:嵐を静める主
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:201、283、276

■主日礼拝 来週日曜日(12日)10:30~


招詞:ローマ書12章1~2節
交読文:19 詩篇51篇
聖書:コロサイ書3章1~4節
題:主にある新しい歩み
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:9、363、102