2015/07/12

主日礼拝「愛を追い求めましょう」

礼拝メッセージ「愛を追い求めましょう」コリント人への第一の手紙13章13節~14章1節


長谷川和雄師


礼拝での山田律子先生の賛美
賜物のことでコリント教会では分裂や争いが起こり、12章から霊の賜物を語ってきました。しかし、何を求めるよりまず愛を求めなさいと、最後に愛を目標に生きることを勧めます。愛に満ちた天国のような教会はなんと幸いでしょうか。愛を目標に歩みだしましょう。

Ⅰ. いつまでも残るもの…
目に見えるもの(地位・名誉・美しさ・お金・富・知識・命等)はいつまでも残りません。しかし、「信仰と希望と愛」は、いつまでも残るキリスト教の美徳です(ローマ5:1-5、ガラテヤ5:5-6、1テサロニケ1:3、5:8、1ペテロ1:21-22)。
1) 信仰は神と私たちを結び付け、神と個人的に交わる毎に関係が深まり確信を得ます。
2) 希望は永遠の救いに対する喜び、確信に満ちた期待であり、信仰によって与えられた約束を信じ疑いません。望みがかなうと希望はなくなると思われがちですが、神の栄光は満ちあふれ輝いています。それを望み続けるので希望はなくなりません。
3) 愛は神と人に対する真心からの真実の愛です。愛が道徳であるなら、「愛さなければならない」と律法になります。愛そうと努力したり、愛の知識を蓄えても愛せません。愛されていると実感する時、愛を知り自分のものとなります。愛とは恵みです。主の十字架によって神の愛が分かる時、神を愛する愛が溢れ、人を愛する愛が増し加わり、永遠に続きます。
信仰、希望、愛を木でたとえるなら信仰は支える根であり泉、希望は泉を汲み上げる幹、愛は豊かに受けた泉を注ぎだし、分け与えるのです。弟子たちを苦しめたパウロが、主を宣べ伝える信仰の人に変えられ、主を3度も裏切ったペテロが希望の人へと変えられ、怒りの子のヨハネが愛の人へと変えられました。私たちも愛の人へと変えていただきたいものです。

Ⅱ. 一番のもの…
なぜ愛が一番すぐれているのでしょうか。
1) 神は愛そのものだから(1ヨハネ4:7-12)。
2) 信仰や希望の源だから(1コリント13:4-8、ガラテヤ5:6)。
3) 神と人を愛し、主の血によって贖われた神の教会を愛し徳を高めるから。
「あなたの教会はどんな所ですか」と聞かれたら、教会に主が居られ、主の愛が満ち溢れる所なのですから。「主の愛があふれている所です」と答えたいものです。私たちは主の愛によって選ばれ、集められ、救われ、生かされ、新創造され、自分の愛のなさを認めて、神に愛を求め、教会員同士も互いに愛し合い、「信仰と希望と愛」の3つの中で一番すぐれている愛に生きる者とならせていただきましょう。愛は人を生かすのです。

Ⅲ. 追い求めるもの…
「愛を習得することを熱心に追い求めなさい。それをあなたがたの目標、大きな追及事項としなさい」(詳訳聖書)。愛は一人一人を神に導き、神の救いに導きます。愛を豊かに受けたウエスレーは「熱心と力と勇気と忍耐をもって求めなさい。さもないと得られないばかりか、持ち続けることができません」と言いました。パウロは、預言することを熱心に求めよと勧めます。預言とは、聖霊による説教と教えによって、神のご計画を解き明かし、福音を語り伝えることです。愛なる神によって受けた救いや恵み、神の守りや導きを、人々に分かるように証ししましょう。
「目標、ビジョン、使命なき民は滅びます」とありますが、私たちは世のなにものにも代えられない、神の愛を選び、求めて生きていきましょう。神の愛を求めて生きるとき、私たちは愛の人に変えられ、教会は愛の教会と変えられ、神に喜ばれる教会となるのです。





教会の各活動


チャペルコンサートにて
午後は、初夏のチャペルコンサート(山田律子先生、加藤泉氏)が行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(7月14日)10:30~12:00


聖書:哀歌3章36節
題:黙って待つ
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:38、238


○聖書研究祈祷会 水曜日(7月15日)19:30~21:00


聖書:詩篇16篇1~11節
題:訴えられた者の祈り
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:264、251、276


○主日礼拝 来週日曜日(7月19日)10:30~12:00


招詞:申命記6章4-5節
交読文:10  詩篇31篇
聖書:Ⅰヨハネ書1章1-4節
題:主にある交わりの喜び
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:201、238、316
新聖歌:89、222、364