2014/08/10

主日礼拝「み言葉を行う人に」

礼拝メッセージ 「み言葉を行う人に」 ヤコブの手紙1章22~25節

長谷川和雄師

み言葉に耳を傾けることは神の命令であり(申命記20:3)、信仰はみ言葉を聞くことから始まり(ロー
CSサマーキャンプ
マ10:17)、誠実にみ言葉に接するときに心に喜びが生まれます(詩篇19:8-9)。み言葉を聞くだけでなく、神が何をなして下さったかを深く知って、み言葉の導きに従って、行うべきことを行いましょう。

Ⅰ. み言葉に聴く…
1) 聞くと聴く。
①「聞く」とは、一般に自然に聞こえて来るものを聞きとり、何かを感じ、心を動かされることもありますが、聞き流しても構わない聞き方です。
②「聴く」とは、注意深く耳を傾け、理解しようとし聞く聞き方です。聞く人の意思が伴い、人格を傾け、聞いたことに従う行動が起こり、新しい生き方をする決断が迫られる聞き方です。
2) み言葉を行う。主もみ言葉を聴いて行うことの大切さを教え (マタイ7:21-26)、パウロも記します(ローマ2:13)。み言葉を正しく聴くとき、新しい行動に導かれて実行する者が神の前で正しい者とされます。

Ⅱ. み言葉を聞くだけで行わない者…
1) み言葉を忘れる者。み言葉によって自分の姿を示されても、一時的な感激や感動に終わらせ、み言葉から離れたら忘れることは、神を無視することです。
2) 自分を欺く者。み言葉を通して、自分の生きるべき新しい方向が示されながら、それに従わないことは真実な歩みではなく、自分を欺くことです。
3) 自由の律法。み言葉は神の言葉です(ヨハネ1:1)。神の愛による救いと赦しが示され、新しい命の希望と約束があります。ですから、熱心にみ言葉の語りかけに集中しましょう。その時、自由な生き方に導かれます。主にあっては、み言葉を聴くことと、み言葉を語ることと、み言葉を行うことは一つのことです。主にあって律法に縛られない真の自由に生きる、完全な人間の姿を見ることができます。4)み言葉に生きる。み言葉を深く心にとめ、み言葉に生きる人は、罪やこの世の歪んだ価値観から解放され、自由な生き方が生まれ、主の心を心とした歩みがなされることによって(ピリピ2:21-26)祝福されます。

Ⅲ. 注意点…
「み言葉を聞いて行う」を学んだ時に起こりやすい誤った反応。
1) 「自分にはできない」と考えない。皆が同じ言動することを求めてはいけません。全体主義が大切なのではなく、各自が神と真剣に向かい合い、み言葉を聴く中で示されて選び、決断し、その人自身にふさわしいみ言葉への応答をすることです。
2) 社会的実践、社会的活動。信仰者や教会のあり方として、ひとりよがりな活動を絶対的にしないことです。み言葉に相応しい福音的な行動は、祈りを込めて聖霊に導かれ、各自に与えられている賜物に応じて生まれて来るものです。
3) 他の人の歩みを裁かない。行為は他人の目に見えますが、自分の目に他人の全ての行いが見えているわけではなく、目に見えない所でみ言葉を実践しているかも知れません。4)各自が自分自身に神が語りかけたこととして、み言葉に熱心に聴くことによって、自分は今「神に何を求められているか」を明確にしましょう。また、自分の中で聴くことと、行うことはどのように結び付いているか問い続けましょう。聖書は、「御言を行う人になりなさい」(22)と主に在って勧めています。私たちはみ言葉の光の下で、自分自身のあり方を吟味し、検討することを求められています。み言葉による真摯な吟味と自己検証、そして、祈って従う行為によって、神が、私たちの向かっていくべき方向を明確にして下さいます。



教会の各活動



CSサマーキャンプ
午後は、CSサマーキャンプ(関西セミナーハウス)が行われました。


今週~来週の予定

 

○婦人祈祷会 火曜日(8月12日)10:30~


※8月は休会します



○聖書研究祈祷会 水曜日(8月13日)19:30~


※休会します



○主日礼拝 来週日曜日(8月17日)10:30~


招詞:ヘブル書10章19-22節
交読文:59  Ⅰヨハネ書4章
聖書:Ⅰヨハネ書4章7-11節 中心10
題:ここに愛がある
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:2、230、216