2015/04/19

主日歓迎礼拝「感謝の生活」

礼拝メッセージ「感謝の生活」コロサイ人への手紙3章15~17節


長谷川ひさい師

コロサイ書は、神の御旨によって選ばれ、召し出されて使徒に任命されたパウロが、信じた信仰に忠実なコロサイ教会に宛てて書いた手紙です。コロサイ教会は、パウロに導かれ回心したエパフラス(1:7)によって設立された教会であり、パウロは訪問したことがありませんでした。この手紙を書いた目的は、クリスチャンの間で混乱をもたらしていた、キリストについての異端の教えを論破するためのものでした。

Ⅰ. パウロの労苦(1章)…
パウロが様々な労苦の中にあっても、喜びをもって福音を伝えることができたのはなぜでしょうか。救いを体験して初めて、救いは神の一方的な恵みであることが分かるのです。救いの絶大な価値が分かったとき、その恵みを伝える労苦は喜びと変えられます。神に委ねられた務めを果たすに必要な力は、神が与えてくださいます(Ⅰコリント10:13)。私たちもパウロのように、救いの喜びや確信が自分のものとなっているでしょうか。私たちも神を信じて、パウロのように、主の栄光のために労苦を喜ぶ者とならせていただきましょう(コロサイ1:27)。

Ⅱ. パウロの心配(2章)…
パウロは、偽りの教えや偽教師(確信があるといいながら、言葉と行いのちぐはぐな者)にだまされないようにと厳しく警告しています。私たちが偽りの教えに惑わされないために、どのようにしたらよいのかを明らかに示しました。
1) キリストのうちに根ざすこと。キリストに心から頼りきることです。
2) キリストにあって建てられること。感情ではなく、み言葉にしっかりとたって生きることです。
3) 教えられたとおりに、信仰を堅く歩むこと。キリストの十字架の贖罪を固く信じ、復活の主が共に歩んでくださるという信仰に生きることです。そうするなら惑わされません。

Ⅲ. 感謝の生活(3章)…
1) よみがえりの命に生きます。律法ではなく、神の恵みによって救われた者は、よみがえりの命にあずかっているので、小さな種であっても、やがて芽を出し立派な樹木に成長するように、神との親しい交わりによる新しい命に生かされ、成長することが出来ます。
2) 愛による結びつき。主に赦された者が互いに赦しあう時、神の赦しの大きさと神の愛が分かり、忍び合うことができ、平和を保つことができ、互いに感謝しあうことができ、ますます赦しあい、主の愛によって、完全に結ばれるのです(Ⅰヨハネ3:16)。
3) 感謝の生活。神の愛や人の思いや親切に感謝する人の姿は美しいものです。このような人は悪の誘惑に負けない、安全地帯にいる人です(ルカ17:11-19)。不平不満やつぶやいている人は醜く、自分が不幸なばかりか周りの人をも巻き込み不幸にしてしまいます。主の十字架の血潮を信じることによってきよめられ、キリストの言葉を心のうちに豊かに保ち、キリストの言葉に生き、生活するなら、心はキリストの平和で満たされ、喜びと感謝と讃美が自然にあふれ出てきます。み言葉はつらく苦しいとき、慰め、強め、励まし、進むべき道を示して導いてくださいます(ヘブル12:14-15、ヨハネ20:27、Ⅰヨハネ1:9)。私たちもパウロのように、心からキリストの言葉を豊かに住まわせ、お互い十字架のもとで教え、訓戒しあい、互いに赦しあい、心から神を褒めたたえ、主に感謝する生活を、残された生涯を主にあって過ごさせていただきたいものです。職業が違う二人の息子を思い、天候により感謝する老父の話し。


教会の各活動


信徒の証し
午後は、臨時の教会役員会、壮年会(学び会)、婦人会(例会)、青年会(歓迎会)がそれぞれ行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(4月21日)10:30~12:00


聖書:創世記24章14節
題:しあわせの条件
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:425、394



○聖書研究祈祷会 水曜日(4月22日)19:30~21:00


聖書:マルコによる福音書16章14-20節
題:主の宣教命令
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:242、434、429



○主日礼拝 来週日曜日(4月26日)10:30~12:00


招詞:ヨハネによる福音書15章9-11節
交読文:57  Ⅰコリント書13章
聖書:Ⅰコリント書12章31-13章3節
題:最もすぐれた愛の道
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:89、215、220