2015/04/26

主日礼拝「最もすぐれた愛の道」

礼拝メッセージ「最もすぐれた愛の道」コリント人への第一の手紙13章4~7節


長谷川和雄師

Ⅰコリント12章には霊の賜物や使命が記されていますが、それらよりも更に大いなる賜物とは愛です。その賜物である愛が必要ですから、愛を熱心に追い求めなさいと記します(12:31、14:1)。

Ⅰ. 言葉よりも愛(1)…
1) 異言を語れても(14:18)語れない人を見下したり、恍惚状態になって集会などで周囲に迷惑をかけてはいけません。異言のみが聖化のしるしではありません。
2) どんなに説得力があり雄弁でも、愛がにじみ出てこない言葉はうるさいものです。愛に満ちた人格の持ち主が語る言葉には、その人の存在を通して神の愛がにじみでてきます。
3) 神の愛に満たされていない賛美も、やかましい異教の楽器(ドラ、シンバル)と同じで、心が伴わず意味の伝わらない賛美は、神への賛美に相応しくありません。上手であることに越したことはありませんが、神の愛に満たされ、心から感謝と愛をこめて賛美をささげるとき、人々の心に届きます。

Ⅱ. 能力・奥義・知識・信仰よりも愛(2)…
1) 預言をする力。私たちは神の恵みによりみこころ・真理・未来を知り人々に伝える賜物を持ち、人々から尊敬され敬意を受けることは幸いです。しかし、信仰の奥義を心得、人々に信仰を伝えても愛がなければ空しいものです。また、主の名で預言し、悪霊を追い出し、奇跡を起こしても、主に知らないと言われることがあります(マタイ7:22-23)。
2) あらゆる奥義とあらゆる知識。神と親しく交わり、主の十字架の意味や信仰の奥義(知識・福音)を深く知り、礼拝厳守や多くの献げものをし、神の恵みを豊に受け天的知識と地上的知識に満ちていても、愛がなければ私は無に等しいのです(Iコリント8:1)。
3) 福音とは。①人類は神の怒りを受ける罪人です。②神は罪人を愛し、自分の刑罰の身代わりの、主の十字架の死を信じた者の罪を赦し義とし、神の怒りから救います。③救いは神の恵みです。行いでなく信仰によるのです。④主を信じる者は新創造され、永遠の命を得、神と和解し、神の子とされ、神の国を受け継ぐ特権を得、再臨時に栄光のからだに復活し、天に引き上げられ、主と共にいますということです。
4) 福音派とは。①回心主義。②聖霊による言動。③聖書信仰。④十字架中心。⑤キリスト者共同体の重要性。
5) 山を移すほどの強い信仰(マルコ11:23)。この信仰は救いへの信仰でなく、どんな困難に襲われても神の愛に全く信頼し、神が最善をなされるとの信仰です。をもっていても、愛がなければ無に等しいのです。神は私たちの徳を高めるために賜物を与えてくださいますが、賜物を誇り御霊の実である愛がないなら、それは空しいものになってしまいます。自分に愛が無いことを認め、主の十字架を仰ぐとき、主は私たちに聖霊を注ぎ愛を与えてくださいます。

Ⅲ. 偽善・犠牲よりも愛(3)…
1) 愛の行為が偽善になることがあります。どんな犠牲を払っても、愛の無い施しは報いをすでに受けていますが、施しのない愛はありません。真の同情からでなく、自分の誇りを求める施しは無駄で、害を招きます(使徒5:1-11)。
2) 多大の犠牲を払ったとしても愛がなければ何の役にも立ちません。私たちの言葉、思い、行動に愛があるだろうか。自分は愛があると思っているうちは、人々に愛を伝えられません。愛のなさを感じている人ほど、主の愛に満たされるのです。愛の欠けた者であることを深く知り、何よりも愛を求め(14:1)主の前に遜り、主の愛に満たされ、神の栄光を現す者とならせていただきましょう。


教会の各活動


4/29 教区信徒大会の様子
午後は、教区信徒大会の喫茶コーナーの準備とリハーサルが行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(4月28日)10:30~12:00


聖書:Ⅱテモテ書4章1節
題:神のみ前で
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:242、199



○聖書研究祈祷会 水曜日(4月29日)19:30~21:00


※教区信徒大会のため休会します



○主日礼拝 来週日曜日(5月3日)10:30~12:00


招詞:ヨハネによる福音書15章9-11節
交読文:57  Ⅰコリント書13章
聖書:Ⅰコリント書13章4-7節
題:愛は寛容であり情け深い
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:22、99、211

2015/04/19

主日歓迎礼拝「感謝の生活」

礼拝メッセージ「感謝の生活」コロサイ人への手紙3章15~17節


長谷川ひさい師

コロサイ書は、神の御旨によって選ばれ、召し出されて使徒に任命されたパウロが、信じた信仰に忠実なコロサイ教会に宛てて書いた手紙です。コロサイ教会は、パウロに導かれ回心したエパフラス(1:7)によって設立された教会であり、パウロは訪問したことがありませんでした。この手紙を書いた目的は、クリスチャンの間で混乱をもたらしていた、キリストについての異端の教えを論破するためのものでした。

Ⅰ. パウロの労苦(1章)…
パウロが様々な労苦の中にあっても、喜びをもって福音を伝えることができたのはなぜでしょうか。救いを体験して初めて、救いは神の一方的な恵みであることが分かるのです。救いの絶大な価値が分かったとき、その恵みを伝える労苦は喜びと変えられます。神に委ねられた務めを果たすに必要な力は、神が与えてくださいます(Ⅰコリント10:13)。私たちもパウロのように、救いの喜びや確信が自分のものとなっているでしょうか。私たちも神を信じて、パウロのように、主の栄光のために労苦を喜ぶ者とならせていただきましょう(コロサイ1:27)。

Ⅱ. パウロの心配(2章)…
パウロは、偽りの教えや偽教師(確信があるといいながら、言葉と行いのちぐはぐな者)にだまされないようにと厳しく警告しています。私たちが偽りの教えに惑わされないために、どのようにしたらよいのかを明らかに示しました。
1) キリストのうちに根ざすこと。キリストに心から頼りきることです。
2) キリストにあって建てられること。感情ではなく、み言葉にしっかりとたって生きることです。
3) 教えられたとおりに、信仰を堅く歩むこと。キリストの十字架の贖罪を固く信じ、復活の主が共に歩んでくださるという信仰に生きることです。そうするなら惑わされません。

Ⅲ. 感謝の生活(3章)…
1) よみがえりの命に生きます。律法ではなく、神の恵みによって救われた者は、よみがえりの命にあずかっているので、小さな種であっても、やがて芽を出し立派な樹木に成長するように、神との親しい交わりによる新しい命に生かされ、成長することが出来ます。
2) 愛による結びつき。主に赦された者が互いに赦しあう時、神の赦しの大きさと神の愛が分かり、忍び合うことができ、平和を保つことができ、互いに感謝しあうことができ、ますます赦しあい、主の愛によって、完全に結ばれるのです(Ⅰヨハネ3:16)。
3) 感謝の生活。神の愛や人の思いや親切に感謝する人の姿は美しいものです。このような人は悪の誘惑に負けない、安全地帯にいる人です(ルカ17:11-19)。不平不満やつぶやいている人は醜く、自分が不幸なばかりか周りの人をも巻き込み不幸にしてしまいます。主の十字架の血潮を信じることによってきよめられ、キリストの言葉を心のうちに豊かに保ち、キリストの言葉に生き、生活するなら、心はキリストの平和で満たされ、喜びと感謝と讃美が自然にあふれ出てきます。み言葉はつらく苦しいとき、慰め、強め、励まし、進むべき道を示して導いてくださいます(ヘブル12:14-15、ヨハネ20:27、Ⅰヨハネ1:9)。私たちもパウロのように、心からキリストの言葉を豊かに住まわせ、お互い十字架のもとで教え、訓戒しあい、互いに赦しあい、心から神を褒めたたえ、主に感謝する生活を、残された生涯を主にあって過ごさせていただきたいものです。職業が違う二人の息子を思い、天候により感謝する老父の話し。


教会の各活動


信徒の証し
午後は、臨時の教会役員会、壮年会(学び会)、婦人会(例会)、青年会(歓迎会)がそれぞれ行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(4月21日)10:30~12:00


聖書:創世記24章14節
題:しあわせの条件
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:425、394



○聖書研究祈祷会 水曜日(4月22日)19:30~21:00


聖書:マルコによる福音書16章14-20節
題:主の宣教命令
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:242、434、429



○主日礼拝 来週日曜日(4月26日)10:30~12:00


招詞:ヨハネによる福音書15章9-11節
交読文:57  Ⅰコリント書13章
聖書:Ⅰコリント書12章31-13章3節
題:最もすぐれた愛の道
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:89、215、220

2015/04/12

召天者合同記念礼拝「我らの国籍は天にあり」

礼拝メッセージ「我らの国籍は天にあり」ピリピ人への手紙3章20~21節


長谷川和雄師

 
仏式の法要は1、3周忌を遺族・親族・友人、7周忌は遺族・親族、13、17、23、27、33回忌は遺族のみで行い、33回忌極楽浄土で弔い上げです。教会では故人を追悼し「記念会」を7、30日目に自宅か教会か墓前で牧師を招き記念会を行い、1、3、7年目の召天記念日に、教会で追悼の記念会を開きます。その後毎年、自宅で遺影を花で飾り小さい祭壇を設け、牧師の司式で記念会をします。多くの教会では、毎年イースター前後に故人を追悼する合同の記念会を開催します。

Ⅰ. 天の国籍…
1) 国籍とは。別訳「本国、ふるさと、天にある国(社会・故郷)の市民」。国籍の権利は、その国の様々な特典を受けられますが、最大の特典は、その国に安心して定住できることです。しかし、外国に住めますが、罪を犯したら追放されるかもしれません。
2) 国籍が天にある者の特権。「わたしたちの国籍は天にある」とは、天国に住める権利を有することです。救い主を信じて間もない者も、天国に住む場所を持っています。主は今、私たちの住まいを用意するため天に居られます(ヨハネ14:2-3)。天国の素晴らしさが聖書に記されています(黙示録21:18-23)。この世には色々な問題や困難がありますが、主を救い主と信じ受けいれた者は、天国の国籍があるのです。
3) 国籍を天にもてる条件。「キリストの十字架に敵対」しない者であり、自分の罪の刑罰の身代わりに、キリストが十字架の上で死なれたことを受けいれることが条件です。自分の行いや考えの正しさに立たないで、自分の罪を認め、救い主を信じ、神に寄り頼むことです。その様な人は、自分の行ないや状態に関係なく、天に国籍を持っているのです。

Ⅱ. 救い主の再臨を待ち望む…
1) 救い主の再臨。主は、クリスチャンをこの罪の世から救い出し、天に迎え入れるために再び来られます。私たちを天に迎え入れるため、迎えに来られます。それが何時であると聖書には書かれていません。主は、空中まで迎えに来られるのです(Ⅰテサロニケ4:16-17)。
2) 私たちの変貌。私たちは、神のかたちに創造されました(創世記1:27)。しかし、最初の人が罪を犯し人類に罪が入り、人の体は卑しいものとなり、老いて体の不自由を感じ、最後には死にます。また、それ以上に大きな問題は罪があり、私たちの心を主に向けさせず、世を楽しめと誘惑し、辛い事が起こり苦しくなると、早く地上を離れ天国に行きたいと思いますが、この卑しい体で生き続けなければなりません。しかし、主は迎えに来られます。直ぐかもしれません。確かに心配事もあり、弱い者です。しかし、クリスチャンには、主の空中再臨の時、天に引き上げられる希望があります(Ⅰコリント15:42-49)。この空中再臨に希望を置き、そして、天国に目を向け、喜んで歩みましょう。
3) 希望が愛を生む。もう一つ感謝なことがあります。それは、主の空中再臨の時、私たちは栄光のキリストの体と同じものに変えられる希望があります。この神の可能性の中で周りの人々や物事を見て行くときに、そこに愛が生まれます。それは、私たちが現在の姿において見るのでなく、全知全能の神が罪の苦しみから救い出し、栄光の体に変えられる可能性を信じてゆく時、愛が生まれます。どんな人も、神によって天に迎え入れられる可能性があると見る時に、愛が生まれます。今はクリスチヤンが愛と祈りを込め、隣人の天国の国籍獲得のために、神と人に仕える時です。「わたしの愛のうちにいなさい」(ヨハネ15:9)のみ言葉に生きましょう。


教会の各活動


墓前祈祷の様子
午後は、墓前祈祷とCS教師会が行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(4月14日)10:30~12:00


聖書:創世記4節
題:私は知りたいのだ
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:355、254



○聖書研究祈祷会 水曜日(4月15日)19:30~21:00


聖書:ローマ書5章2節
題:この恵みに
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:302、251、261



○主日歓迎礼拝 来週日曜日(4月19日)10:30~12:00


招詞:詩篇103篇1-2節
交読文:43  詩篇136篇
聖書:コロサイ書3章15~17節
題:感謝の生活
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:18、172、355

2015/04/05

イースター礼拝「あなたはわたしを愛するか」

礼拝メッセージ「あなたはわたしを愛するか」ヨハネによる福音書21章15~23節


長谷川和雄師
 

※都合によりメッセージ要旨はありません




教会の各活動


イースター昼食会でのゲームの様子
午後は、CSイースター昼食会が行われました。


今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(4月7日)10:30~12:00


聖書:詩篇128篇4節
題:主を恐れる人
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:349、232


○聖書研究祈祷会 水曜日(4月8日)19:30~21:00


聖書:マルコによる福音書16章1-13節
題:イエス様の復活
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:264、129、127


○召天者合同記念礼拝 来週日曜日(4月12日)10:30~


招詞:ピリピ書2章10-11節
交読文:60  黙示録21章
聖書:ピリピ書3章20-21節
題:我らの国籍は天にあり
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:2、468、465