2014/04/06

主日礼拝「健全な信仰に生きる教会」

礼拝メッセージ 「健全な信仰に生きる教会」 ヘブル人への手紙12章1~2節

長谷川和雄師

 

聖餐式にて
信仰とは、「頼る」「任せる」「献げる」「聞き従う」「仕える」「すがる」「委ねる」「仰ぐ」などの意味があります。信仰生活は主のまねをしたら良いとか、道徳的に信仰的に正しい生活を行ったら良いというものではありません。
不健全な信仰とは、以下のようなものです。
1) 自分の思いや考えなどを神に委ねないで、聖書のみ言葉を生活に適用してしまう信仰。
2) 律法的な信仰。律法の基準に到達したかに一番関心を持ち、批判的になってしまう信仰。
3) 健全な努力をしないで、主が何でもして下さると考えて待つ信仰。
4) 神のみこころを知っても従おうとしない信仰。
5) 自分の信仰を、人によって確かめる信仰などです。
今日の箇所から、健全な信仰を学びましょう。

Ⅰ.多くの証人と応援者。
1) 応援者。11章にあるように、私たちは多くの証人・応援者にとり囲まれています。彼らはみ言葉と十字架の福音に生かされ、信仰の恵みを豊かに体験している人々です。彼らの信仰は私たちの良き模範であり、私たちを励まして下さいます。
2) アブラハムの信仰の成長。
①真の神を信じる信仰を与えられ、信仰のスタートをしました。
②神のみこころに従い、世と分離し、神に献身しました。しかし、自分を守るために嘘をついてしまいました(創世記12章)。その結果、自分の無力を知り、神の前に砕かれ、主のみ声を聞くようになりました。
③神の言葉を信じ受け入れ、義と認められました(同15章)。
④神の約束の実現を待たないで、人間的な方法で解決しようとしました(同17章)。しかし、再び神を信頼して、自分の心の中にある本当の気持ちを、神に素直に告白ました(ローマ4:19-22)。
⑤神に全く従う信仰を与えられた時、神の言葉に従いイサクを献げ、信仰の自由を得ました(創世記22章)。アブラハムは信仰の父と言われました。

Ⅱ.信仰の成長を妨げる罪。
1) 救いの願い。人を罪の生活から救い出すのは、溝に落ちた人を救うようなわけには行きません。魂が救われるためには、罪の悲惨な生活を深く知り、その生活から救われたいと、本人が心から願う必要があります。
2) 生まれながらの人は、罪の生活に満足し、罪の誘惑から抜け出したいと願いません。しかし、神の前に歩もうとする時、罪は重荷となり、障害となり、罪を捨てるのです。
3) 主は、人が受ける罪の誘惑を全て経験しましたが、全て拒み、十字架の道を選び取り、悪魔の誘惑に完全に勝利し、神の右に座しました(マタイ4:1-11)。信仰の良き導き手であり完成者であられる主が、先頭を行かれるのですから(マルコ10:32)、この主から目を離さないで、目標を目指し(ピリピ3:13-14)、耐え忍んで歩みましょう(Ⅱテモテ4:7-8)。

Ⅲ.人々の救いを共に喜ぼう。
1) 芥川龍之介の短編小説「クモの糸」は、私たちに、自分だけが助かればよいと思う、利己的な考えに警告を与えています。
2) お互いの絆があります。皆で天国に行きたいですね。皆で神の約束を信じて祈り(使徒行伝16:31)、伝道に励みましょう。
3) 主の臨在を常に覚え、主の臨在を持ち運ぶ器に、主にあってならせていただきましょう。不健全な信仰を持ってしまい、間違った方向に行っている魂に対し、また、罪の誘惑に負けてしまっている魂に対し、十字架の福音を伝えましょう。十字架の福音に生きる者に神は御霊の実を結ばせて下さいます。その御霊の実は魂を愛する愛です。


教会の各活動

誕生者祝福祈祷の様子


午後は、教会役員会が行われました。

今週~来週の予定

 

○婦人祈祷会 火曜日(8日)10:30~


聖書:詩篇18篇6節
題:応えて下さる神
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:18、356


○聖書研究祈祷会 水曜日(9日)19:30~


聖書:マルコによる福音書8章1-21節
題:生きて働く信仰を
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:367、148、282


○主日伝道礼拝 来週日曜日(13日)10:30~


招詞:マタイの福音書11章28-30節
交読文:36 詩篇116篇
聖書:ローマ書8章26~30節
題:最善をなして下さる主
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:18、172、171