2014/03/23

主日礼拝「主の豊なもてなし」

礼拝メッセージ 「主の豊なもてなし」 詩篇23篇5節

長谷川和雄師

 

ダビデ自身が羊飼いであり、真の羊飼いである父なる神から主賓として扱われていることを喜びました。宴会の正しいもてなしは、
①愛と尊敬の印の接吻。
②旅の疲れを癒す洗足。
③嫌な匂いを消す香油を注ぐ(ルカ7:36-50)。
④豊な料理と美味しい飲み物。
主は多くの犠牲を払い愛する者に豊な振る舞いを用意し、親しさを表わされます。

Ⅰ.犠牲を払って支度して下さる主。
1) 餌場の毒草。
①羊飼いは、ユリや毒キノコを徹底的に調べ、生えないように処理しますが、芽も摘み取る大変な作業です。
②信仰生活。好奇心から試す不健全な信仰、異言、占い、手かざし等。気付いた時は悪霊の餌食にされ、何の益もなく、自分や家族を不信仰にします。
③全知の主のみ言葉の真実、愛の配慮、執り成しの祈りで守られ感謝です(ルカ22:31-34)。
2) 餌場の猛獣。
①羊にとってよい餌場には、猛獣も多くいました。猛獣の足跡、糞、巣、木々の傷跡を探し、罠をかけ、勇敢に戦う備えをし、見つけたら処分します。
②信仰者の敵。悪霊の頭、サタンは、私たちの祝福や恵みを羨み、妬んで攻撃し、気付かないうちに世に魅力を感じさせ、成功が全てであるように見せます。
③見守る神。私たちの側(そば)近くにいて、周りに注意を払います。み言葉に親しみ、静まって神の語りかけを聞き、主の恵み、愛、祝福、守り、導きを覚えましょう。
3) 餌場の備え。
①餌場の掃除、水の確保、鋭い石や虫の除去、柔らかな窪地の整備。
②主は私たちの苦しみや悩み、悲しみを理解しますが、世に勝った方で、最高の愛を十字架によって示されました。
③人生は信仰を持ったら成功し、お金を儲け、健康になり輝くと考えやすいですが、主の道を歩んでも、嵐、猛獣、毒草、その他の危険が襲います。しかし、主は敵の前に豊かな振る舞いを設けるために、世に勝ち、十字架の道を選ばれ、安らぎと喜びを下さいます(マタイ6:31-34、詩篇4:8)。

Ⅱ.頭に油を注がれる主。
1) ハエ対策。ハエは羊の鼻に卵を産み、羊を苦しめ、死に至らせます。鼻に異臭のする油薬を塗る。人にとってハエとは、安息を破壊する思い煩いです。平安を与える聖霊を祈り求めましょう(詩篇50:15、ルカ11:13)。
2) 皮膚病対策。オリーブ油を塗る。人にとって皮膚病とは、罪です。悪の誘惑に負け悪と交わると、思いや行動が罪深くなりますが、内住の主がきよくします(ガラテヤ3:14、Iヨハネ1:7-9)。

3) 発情期対策。羊の頭にグリスを塗る。人にとって発情期とは、自己主張、怒り、悪意を抱くことです。主にあって聖霊の実を結びましょう(ガラテヤ5:22-24)。

Ⅲ.溢れる杯。

不安や恐怖は緊張し、喉が渇きます。しかし、良き羊飼いは、緊張から守り、良質な水を用意します。
1) 詩篇116篇。詩篇の記者は、過去の人生を振り返った結果、苦難のときには、神は時にかなった優しさに溢れ、十分な救いを受け満足していました。それは、満ち溢れた、確信に満ちた救いの杯でした。
2) 人生の素材。器の材料は色々ありますが、渇く者には素材や外見でなく、中身の内容が問題です。
3) 盛られた中身。私たちが呑まなければならない苦難の杯を、主は飲み干されました(ヨハネ18:11)。
4) 私たちの杯。主はその杯に代わり、祝福に満ちた杯を用意しました。神の前に静まって罪を深く知れば知るほど、救いの恵みも満ち溢れます(ローマ5:20)。外見が良い杯、受けの良い杯を追い求めていると、救いが目に止まらず、救いからもれてしまいます。日々神の前に静まり(詩篇46:10)、自らの弱さ、罪深さを示されたなら、主の十字架を仰ぎましょう。その時、望みの神は豊かな赦しと共に、希望と喜びと平安に満たして下さいます(ローマ15:13)。


教会の各活動

教会学校の特別賛美


午後から、CS教師会と青年会(卒業おめでとう会)が行われました。

今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(25日)10:30~


※3月中は休会いたします。


○聖書研究祈祷会 水曜日(26日)19:30~


聖書:マルコによる福音書7章24-30節
題:立派な信仰
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:264、302、275


○主日礼拝 来週日曜日(30日)10:30~


招詞:詩篇100篇1-5節
交読文:7 詩篇23篇
聖書:詩篇23篇1~6節
題:とこしえに主の家に
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:367、389、206