2013年12月8日日曜日

第2アドベント礼拝「目を留めてくださる主」

礼拝メッセージ 「目を留めてくださる主」 ルカによる福音書1章46~56節

長谷川和雄

 

  悪者が益々栄え、神を畏れ、砕かれている魂が辱められ、苦しみ、罵られることが多い世です。それにもかかわらず、主の母マリヤの神を畏れて歩む姿はなんと高貴でしょうか。マリヤの驚き(26-34)。み使いの出現と語りかけ。処女が身ごもり男の子が誕生し、その子の名前の宣言、王位を受け、いと高き方の子と呼ばれるとの宣告に驚きました。マリヤの従順(35-38)。理解できない神の言葉を信じ、神の主権と全能を認め、自分を捨てて神の言葉を受け入れました。マリヤの讃美(39-56)。マリヤは、大いなる神を畏れて礼拝し、人には理解できない神の御業を讃美し、神を信頼し、服従を通して神をあがめました。

Ⅰ.自分への神の恵みをたたえる(46-48)・・・マリヤは、神のご計画、約束を人として知り尽くせませんが、神への絶対的信頼をもって神に委ね、自分を明け渡します。1)「わがたましい」「わが霊」。全存在、全人格、全生涯をもって神に向かうマリヤ。2)なぜ神を崇めるのか。卑しく、身分の低い、貧しい者を、神が目を留め、心にかけてくださったからです。高貴さ、華やかさもなく、誰からも期待されない者が、神に用いられるのです。3)なぜ神のみ子を宿す者に選ばれたのか。神の計画の推進のための眼差しは、この世のものとは異なります。素晴らしさでなく、この世で卑しい者を選び、救いのみ業が推進されました。

Ⅱ.神を畏れる者への恵をたたえる(49-53)・・・1)神の優しい眼差しがマリヤに注がれたことは、同時に罪に汚れた人の世が、神の顧みを受けているのです。2)神の眼差しは優しさばかりではありません。高ぶる者、富を誇る者、権力を振るう者には、神は厳しい眼差しを向けます(51-53)。ここに神の逆転劇があります。傲慢な者をさばき、災いと破滅が臨みます。だから、神の前に砕かれた者でありましょう。3)御子の支配。「御腕をもって」(51)。神の力です。御子を通して明らかにされる新しい秩序で治められ、支配されます。人間的な誇り、高さ、強さを砕き、自分の中に、自分を救いうるものは何もないことを知らせ、神は憐れみ、砕かれた魂に目を向けられます。どんな者をも救おうとされる神の意志です。この神の眼差し、「心にかけて」(48)くださったことこそ救いです。神から迷い出た者、神に見放されていた者を神が愛し、憐れみ、罪を赦し、きよめ、選ばれたのです。この恵を信仰をもって受け止めましょう。神は、人生に光を与え、生きる勇気と希望、喜びと感謝、仕える喜びを与え、神のみ業は推し進められます。神の御子が人となったほどに低くなってくださいました。

Ⅲ.イスラエル民族への恵をたたえる(54-55)・・・1)神が私たちを、「心にかけ」(48)、「目を留めて」(共同訳)くださったのです。誰にでも弱さ、貧しさ、惨めさ、醜さがあります。神は、それらの人々を退けたり、目を背けたりしません。弱さゆえに、神はみ心に留め、神の愛と赦しと憐れみを豊に注いでくださいます。自分の正しさ、強さ、優しさ、努力、忍耐、聖さ、力、豊かさ、誠実さなどに立つことではありません。それらに立つ時に自分の内から嘘、偽善、妬み、争い、盗み、不品行などが出て来ます(マルコ7:21-23)。砕かれた魂の担う務めは、自分の十字架、主の奉仕、与えられた賜物の活用です。2)神の前に砕かれた者こそ、神に近付かせ強くし、満足させてくださいます(Ⅱコリント12:9-10)。これが神の愛、憐れみ、選びです。神の前に砕かれたマリヤを通してなされた、神の御子の誕生の出来事がクリスマスです。




教会の各活動


午後は、青年・学生クリスマス会、CS教師会が行われました。

今週~来週の予定


■婦人祈祷会 火曜日(10日)10:30~


聖書:詩篇1篇2~3節
題:主のおきてを喜ぶ
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:382、324

■聖書研究祈祷会 水曜日(11日)19:30~


聖書:哀歌3章30~31節
題:主は立ち上がってくださる
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:190、265、399

■第3アドベント礼拝 来週日曜日(15日)10:30~


招詞:詩篇29篇1~2節
交読文:15 詩篇40篇
聖書:ルカによる福音書1章57~66節
題:その名はヨハネ
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:68、73、80