2013/08/25

主日礼拝「教会の頭なるキリスト」

礼拝メッセージ 「教会の頭なるキリスト」 コロサイ人への手紙1章18~20節

長谷川和雄師





人は、ひとりで神の役に立つことはできない。神の働きのために仲間を作るべきですと、J.ウェスレーは述べました。それは、主が、すべての人に福音を伝え、キリストの弟子としなさいと言われたからです(マルコ16:15マタイ28:19)

Ⅰ.主は教会の頭(18-19)・・・1)教会とは。教会とは建物をさすのではなく、キリストの尊い血により滅びから贖い出された神の民のことです(使徒20:28)。そして、神の定められた時と場所に、神の民が神によって召し集められ、主にあって一つとされている集まりのことです(マタイ18:20)。そこには、神の臨在が満ちています。2)からだなる教会。からだには、それぞれの機能がありますが、一つにまとめられ活動し、保たれています。教会も様々な人々が集まり、色々な働きをしていますが、主によって一つとされ互いに助け合い、成長してゆくのです(エペソ4:14-15、Iコリント1:10)3)頭なる主。教会は烏合の衆ではなく、主にあって一つとされた規律と、統一のある集まりです。教会が主によって一つとされていれば、間違った教えに振り回されず、互いの賜物が生かされ、成長します。しかし、教会の頭なる主を忘れ、各々が先頭に立って仕切り、み言葉を凶器として互いに裁き合うならば、教会の秩序は乱れ、一つとなれず、成長できません。私たちはキリストを頭とした、互いに助け合う教会とならせて頂きましょう。4)主は全ての長主が最初に復活された方なので、救い主を信じる者も死から復活できるのです(Iコリント15:20)性格、性質、力、能力、永遠性などに於いて、主は全ての徳が宿る方であり、全てのことに於いて第一の方です。神であられたのに人として世に来られ、人のために命を捨てられた主は、愛、赦し、きよさなど、全てにおいて優っておられます。

Ⅱ.一つとされる(20)・・・1)砕かれた魂によって。愛と一致、赦しと恵みがあふれた教会となるために、ペテロやパウロが砕かれて始めて用いられたように、私たちも主の心を心とし、主にあって砕かれ、一つとされましょう。2)砕かれるべきもの。自我。頑固な心。自らを正しいとする心と態度。高慢。プライド。自分の能力や才能や経験を信じ、神に頼らない心。神に反抗し、抵抗する心。神に喜ばれない感情。世的価値観。権利や自己を主張する心。不信仰になり消極的になる心。表面的謙遜、人の前に生きる心。神の前に、建前と本音を分ける偽善など。これらを神によって砕いて頂きましょう。3)神が砕かれる方法。①み言葉。聖霊の力。祈りの中で。置かれた環境の中で。異なる意見をもった人によって。失敗によって。4)砕かれた人。①謙遜です。人を認め褒めます。近付きやすく、上から目線で見ません。教えられやすく、素直な心があります。み言葉に対し、従順に聴き従う姿勢があります。皆の意見を聞き、和を保とうとします。柔和です。おだやかな優しさがにじみ出ています。人を立て、配慮が出来ます。
私たちはみ言葉の光に照らされ、自分が神の前に何者であるかを認め、日々、主にあって内にあるものを砕いて頂きましょう。罪人である私たちが一つとなることなど到底できない者でした。しかし、神は私たちに、キリストの十字架の恵みによる和解の道を備えて下さり、一つとなる道も与えて下さいました。ですから、私たちは、ひとりひとりが神と和解し、み言葉を謙遜な心で聴いて主と一つとされ、さらには、互いが主にあって、主のために一つとされ、互いに協力し合い、互いに仕え、神の栄光を表わす教会とならせて頂きましょう。

8/25 CS特別賛美の様子
教会の各活動


午後は、CS教師会が行われました。

今週~来週の予定


■婦人祈祷会 火曜日(27日)10:30~


※8月末まで夏季休会です

■聖書研究祈祷会 水曜日(28日)19:30~


聖書:マルコの福音書2章18~22節
題:新しい命には新しい歩みを
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:2、201、424

■主日礼拝 来週日曜日(9月1日)10:30~


招詞:ヘブル書4章14-16節
交読文:50 イザヤ書53章
聖書:コロサイ書1章20~23節
題:神との和解
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:7、343、102

2013/08/18

主日礼拝「キリストのみ業」

礼拝メッセージ 「キリストのみ業」 コロサイ人への手紙1章13~17節

長谷川和雄師




人の歩みはひとりひとり違います。友達、学校、住居、仕事、会社、結婚など、人生には選ぶべきことがたくさんあり、その時々の選びや、他の人々から選ばれることで人生は変わります。しかし、人生をやり直すことは出来ません。ですから、唯一の真の神が私たちを選び、罪の奴隷から贖い出し、罪を赦してくださった愛に応え、福音の中で歩み続けましょう。

Ⅰ.キリストと神(15-17)・・・1)キリストと神との関係。①キリストは、「見えない神のかたち(15)であり、天にて最高位の天使よりも権威のあるお方であり、神ご自身です(使徒20:28新改訳)キリストは、見えない神ご自身が、罪深く弱い人間にも見える人となって、この世に来られました。(ヨハネ1:1810:30、Iテモテ6:16)キリストは神の完全な啓示です(ヨハネ1:1-14)2)キリストと万物の関係。①先在者。主は最初の被造物でなく、神から生まれた初子です。また、世の最高の支配者です(詩篇89:27)②創造者。天体や宇宙、動植物や鉱物などの見えるもの、見えない霊、自然の力、地位や権威、その他の全ては、御子の栄光を表すため、万物の救いのため、また、万物の服従と和解のために、キリストの内にあるものによって創造されました(ローマ8:19-24Iコリント15:28)③保持者。神は万物を(命、死をも)創造されただけでなく、維持し、保ち、全てを組み合わせ、結合し支えておられます(Iペテロ1:3)。私たちは、この真の神を神として拝し従うように、この世から選ばれ(聖別され)、保たれているのです。

Ⅱ.大いなる贖い(13-14)・・・神の御子なるキリストは、私たちを神の目に適う者、罪を犯さない聖い者とするために、神への償いとして十字架の上で死んでくださったのです。1)闇から御子の支配下へ。①主は、私たちを暗闇の権威から救い出してくださいます。闇は疑いや争い、悲哀や不潔に満ち、人を不信仰にします。闇を選び、その中を歩んでいますと、罪を犯すことやあらゆる欲望から抜け出せないばかりか、心と魂の盲目のゆえに福音を拒み、人生の目的を誤り、天国に行ける確信を持てなくなるのです。神は、悪魔の支配、罪の誘惑、罪の刑罰の裁きと永遠の滅びの闇の深みから救い出すために、私たちの霊の目を開き、ご自分のもとに引き寄せてくださいます(使徒26:18)主は、私たちを愛してやまない神の保護のもとに引き入れてくださいます。主は全能の父なる神とひとつであられ、愛そのものであり、信頼すべき父なる神の下に私たちを導き、聖さと愛と栄光に満たし、喜びと感謝と希望に輝いた歩みを続けることが出来るようにしてくださるのです(Iペテロ2:8-10)。だから、「神の国は、実にあなたがたのただ中にある」のです(ルカ17:21)2)贖罪。①主の十字架の死は、単なる教訓や感化を与えるものではなく、人々を罪から解放し、永遠の刑罰から免れさせます。また、主の内住により、意思や願いも主と一つにされ、真の自由を与えられます(Iペテロ1:18-19)私たちはいつまでも聖く歩めるように、時々刻々、神が示してくださる罪を神の前で認め、神の前に告白し、十字架の血潮を仰ぎ、

主の憐れみにすがりましょう。そして、神は、「イエスは救い主」と信じる者の罪を赦してくださったと、み言葉を通して確信しましょう。そうするならば、主は私たちを聖化へと導き、罪を犯さないように変えてくださるのです(Iヨハネ1:9)。罪を全く除き、忘れ続けてくださいます(イザヤ44:22)。過去の罪の赦しだけにとどまらないで、罪に目覚め、罪からきよめられ続けましょう。そして、この恵みの福音を、私たちの存在をもって人々に伝えましょう。

 

8/11 礼拝後祈祷の様子
教会の各活動


午後は、壮年会(祈り会)と婦人会(例会)が行われました。

今週~来週の予定


■婦人祈祷会 火曜日(20日)10:30~


※8月末まで夏季休会です

■聖書研究祈祷会 水曜日(21日)19:30~


聖書:マルコの福音書2章1~17節
題:罪を赦す権威
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:263、177、236

■主日礼拝 来週日曜日(25日)10:30~


招詞:ヘブル書10章19~22節
交読文:56 ローマ書12章
聖書:コロサイ書1章18~20節
題:教会の頭なるキリスト
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:9、143、230

2013/08/11

会衆賛美「神の国と神の義」「キリストは生きておられる」

京都信愛教会の賛美デュオ Blessの二人による会衆賛美リード。

  • 「神の国と神の義」作詞・作曲:Karen Lafferty (新聖歌291番)
  • 「キリストは生きておられる」作詞・作曲:William J. Gaither (新聖歌257番)







    京都信愛教会では、毎週第2日曜日の礼拝で Blessが会衆賛美のリードをしています。

    また、毎月第3日曜日の礼拝では青年会や婦人会なども含め月替わりで特別賛美が行われます。

    どなたでも、どうぞ礼拝にお越しください。

    主日礼拝「聖徒のための祈り」

    礼拝メッセージ 「聖徒のための祈り」 コロサイ人への手紙1章9~12節

    長谷川和雄師




    「祈りへの態度や内容は、その人の神への敬虔と、他人への愛の鋭き試金石です」と、ある方が言われました。私たちは自分のために祈りますが、人々への祝福はどれだけ祈っているでしょう。パウロの祈りを学び、倣いましょう。

    Ⅰ.神を深く知る歩み(9)・・・1)感謝。パウロは、エパフラスの牧会するコロサイ教会が、信仰と愛と希望を持ち続け、受けるに値しない者に与えられる恵み(憐れみ,慈しみ,祝福)として福音(十字架,復活,昇天)を受け入れ、喜んで生きている様子を聞き、心から喜び感謝しました。愛の炎、そして、謙遜と従順が聖徒の内に力強く燃え上がり、神の豊かな祝福で満たされることを、パウロは熱く祈りました。2)霊的祝福。異教的知恵や儀式(コロサイ2:16)幻想(同2:18)律法的な肉的知恵ではなく(同2:21)、パウロは霊的な知恵と理解力によって、神のみこころを知ることを求めました。それは、キリストにより罪を赦され、世から聖別され、永遠のいのちに至る神の子とされたことを恵みとして受け入れること、どんな状況下でも主を見上げ、自分の思いを神にお任せし、祈りぬくことです。その時、主はみ言葉により、みこころを示して下さいます。3)みこころを知る条件。①自分の考えや、この世の価値観に任せない。②みこころは、常にみ言葉と一致します。③摂理による環境は、みこころを示します。④神は祈りに応えて下さいます。⑤みこころが示されたら、誠意を尽くして従う。そうするなら、継続的にみこころが示され、神の平安が与えられます。

    Ⅱ.主に喜ばれる歩み(10a)・・・1)みこころにかなった歩み。主は命を捨てるほどに私たちを愛し、天にて今も執り成し、約束を実行して下さいます。私たちはその愛に応え、みこころを行い、神に喜ばれる道を歩みましょう(マタイ7:21)①みこころを求めましょう。②主に従って生きる者には後悔がなく、それは習慣となり、従うことが喜びとなります。③みこころに従う生活は主の祝福であることを知ります。④主が私たちの内に練られた品性を形成して下さいます。2)信仰生活の目標。私たちが主のみこころにかなう生活をすることを、神は求めておられます。しかし、世には、自分を楽しませ、喜ばせる人で溢れ、人から良く思われ、信頼され、相談を受けて満足し、人気を博するために良く見せようとして、自分を飾ります。しかし、主はご自分を喜ばせることをなさいませんでした(ローマ15:1-3)。神の子とされた私たちは、主のように、神が喜ばれることを喜びとしましょう(コロサイ3:23)3)神のみこころに生きる。神のみこころに逆らうことは、神への忘恩の罪です。神のみこころに生きることは、人との和解の道でもあり(箴言16:7)、天の働きです(詩篇103:20)
    Ⅲ.喜びと感謝の歩み(10b-12)・・・1)良い業を行って実を結ぶ。パウロは、神の作品である者たちが、あらゆる良い業を行って実を結び、主に感謝するようにと祈っています。2)神を知る知識を増し加える。逆境の中でも、私たちが神に真実な祈りをし(詩篇109:4,28)、み言葉を通して神を深く知って従う時、砕かれ、神との関係も深まります。3)何事も喜んで耐えかつ忍ぶ。私たちは神の栄光の力によって強くされ、主が苦難を乗り越えさせて下さいます。そして、神に感謝をささげ、主に喜ばれる道を選んで歩む者へと変えて下さるのです。主が天にて、私たちのために祈っておられることを覚えつつ、主に喜ばれる人生を歩ませて頂きましょう。

    8/11 会衆賛美の様子
    教会の各活動


    午後~翌日まで、CSサマーキャンプが関西セミナーハウスで行われました。

    今週~来週の予定


    ■婦人祈祷会 火曜日(13日)10:30~


    ※8月末まで夏季休会です

    ■聖書研究祈祷会 水曜日(14日)19:30~


    ※14日は休会です

    ■主日礼拝 来週日曜日(18日)10:30~


    招詞:ピリピ2章10-11節
    交読文:11 詩篇32章
    聖書:コロサイ書1章13~17節
    題:キリストのみ業
    説教者:長谷川和雄師
    新聖歌:19、230、264

    2013/08/04

    主日礼拝「伝えられた福音」

    礼拝メッセージ 「伝えられた福音」 コロサイ人への手紙1章5~8節

    長谷川和雄師




    「福音」は、「勝利の知らせ」を意味していましたが、「喜ばしい良い知らせ、よき訪れ、等」を意味するようになりました。それは、嘘、偽物、空論や推論、哲学ではありません。神が下さった福音は、真理に裏付けられ、感情が伴い、「救い主による、悔い改めて罪から救われること、刑罰からの解放の知らせ」です(マルコ1:14-15)。しかし、すべての人が福音を受け入れるとは限りません。どうしたら真理の福音を受け入れ、実を豊かに結ぶことが出来るのでしょう。

    .真理の福音・・・1)真理の福音。それはいつまでも変わらず、誰に対してもよき訪れとなり、人を生まれ変わらせます。真理の福音と異なることは、み言葉より人の言葉を重んじること、聖霊のみが強調され、主の十字架を軽んじること、神との個人的交わりがなく、間違った自由に生きることです。2)真理とは神の正しさに伴う正しい考え方や知識であり、正しい道理です。キリストによる神の啓示であり、それは、罪から贖われ、救われ、罪が赦されることです。真理の源は、神ご自身と神の言葉です。教会の正しい教え(Iテモテ3:15)、霊的洞察です(Iテモテ2:4)聖霊はその働きを継続します(コロサイ1:5)3)現代において現代文化(成果主義、カウンセリング、神秘主義、自己中心など) が入り込み、人々はロマンチックで外見が正しく、歴史的に正しいものを求め、質より量、奇跡的なこと、自分が高められ、益を得ることを求めています。また、優秀な人が崇められ、感情の高まりを求めすぎるので、神の言葉を軽く見て、教会から離れてしまいます。単なる教えでなく、キリストの言葉や人格のみを仰ぎましょう(ヨハネ14:616:1317:17)。十字架の福音を信じる者は、罪からの救いの恵みに与ることができることこそ、私たちに伝えられた真理の福音です。

    .恵みの福音・・・1)主が求めておられることは、悔い改めて福音を信じることです(マルコ1:15)。悔い改めとは、弱く罪深いありのままの自分を素直に認め、神の前に告白し(Iヨハネ1:9)、神に拠り頼まなかったことを改め、真の神のもとに戻り、神に拠り頼み、同じ罪を二度と繰り返したくないと心から神に願い、すべてのことを最善に成して下さり、すべての罪をきよめ続けて下さる主に拠り頼み、罪の償いがあれば償い、信仰によって、み言葉に生きることです(ヘブル4:2)2)悔い改めから逃げていたら、いつまでも真理の福音の実を結ばず、周りの人々にも実が結ばれません。主にあって心から悔い改め、主を信じ拠り頼み、父なる神の愛に満たされ、互いに真心から愛し合う者へと変えていただきましょう。
    .実を結び成長する福音・・・1)自分の力で「愛そう、喜ぼう」としても、世にある実しか実りません。自分で人の物まねをし、努力し、尽くし、親切にし、優しくし、謙遜深く、控えめに、賢そうに発言するなら、権力、財力、成功、名声を得ることができるでしょう。しかし、化けの皮が剥がされる時が来ます(詩篇31:2437:9、イザヤ40:31)。真理の福音を聞いた時から、しっかりと主につながり、世から聖別されるなら(ヨハネ15:1-8)、主が御霊の実を豊かに結ばせて下さいます(ガラテヤ5:22-23)。2)主が結ばせて下さる実は、どのような状況におかれても、罪の赦しの確信を与え、その信仰は、義認、新生、聖化へと成長し続け、強められてゆきます。伝えられたキリストの福音に相応しい生活をし、主にあって豊かな実を結ばせていただきましょう(ピリピ1:27-28)

    8/11 会衆賛美の様子
    教会の各活動


    午後は教会役員会が行われました。

    今週~来週の予定


    ■婦人祈祷会 火曜日(6日)10:30~


    ※8月末まで夏季休会です

    ■聖書研究祈祷会 水曜日(7日)19:30~


    ※8月7日と14日は休会です

    ■主日礼拝 来週日曜日(11日)10:30~


    招詞:詩篇27篇8節
    交読文:1 詩篇1章
    聖書:コロサイ書1章9~12節
    題:聖徒のための祈り
    説教者:長谷川和雄師
    新聖歌:22、300、384